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見通しを持って!教室はしーんと静まり返っています。今日は英語のテスト時間。聞き取り問題にも集中する子どもたち。 担当の中学校の英語の先生から、答え方のアドバイスももらいます。中学校になったら・・・のお話も聞きました。 こうした小中連携を定期的にできることは子どもにとっても中学生を見通した学びにつながります。 「しんどい」と言える相手を見つけよう!いくみん教育だより 区長からのメッセージです。 「しんどい」と言(い)える相手(あいて)を大人(おとな)もこどもも持(も)つこと。そのためには、お互(たが)いに「いつでも聞(き)くよ〜」という空気(くうき)を作(つく)ることが大事(だいじ)です。行政(ぎょうせい)としても相談(そうだん)窓口(まどぐち)やサポートを充実(じゅうじつ)させて、子(こ)育(そだ)てを応援(おうえん)していきます。 ☞いくみん教育だより11月号 本当にその通りですね。子どもも大人も「しんどい」「助けて」と素直に言えることで、一人で抱え込まず、楽になれるはすです。本校のめざす大人像のひとつ、「できないことは人の力を活用し、信頼し合える大人」は、まさにこのことです。 これ以上広がらないために!今朝ははじめに図工作品展の表彰を行いました。二人の子どもたちの作品が入賞され、みんなの前で表彰状を手渡しました。 次に感染症対策について、今一度子どもたちに伝えました。 「検温」毎朝測ることで自分の平熱を知ること。少しでも熱があったり体がだるいなど風邪の症状があれば自宅で安静にすること。 「手洗い」外から帰ったらする。こまめにすること。20秒以上すること。 「手指消毒」給食前の徹底。指先を入念にすること。 「大声禁止」マスク越しでも大きな声は出さないこと。 「換気」2方向の窓を開けておくこと。寒さがひどい時にも暖房と併用すること。 など、一人ひとりができる感染症対策を確認し合いました。 ぜひご家庭でも再度子どもたちと話し合っていただき、これ以上の感染者の広がりがないように、「自分の命は自分が守る!となりの人の命を大切にする!」を徹底しましょう!よろしくお願いします。 子どもは子どもの中で育つ!「人生100年時代を生き抜く子を育てる!個別最適化の教育(西川 純 著 学陽書房)」より、 「第5章 個別最適化を実現する未来」の章の一節「『学び合い』でできること」より、 特別支援の子どももクラスの中で受け入れられます。我々は特別支援の子どもが授業中に教師(もしくは介助員)から受けている指導を記録し分析しました。その結果わかったのは、その多くは(全部ではありません)子どもでもできることだったのです。 知的障害がある場合は特別支援学級での課題を通常学級でやればよいのです。特別支援学級の教師の中には、「それではかわいそうだ」と思う人もいます。しかし、「かわいそう」と思うことが、子どもをかわいそうにしてしまいます。人には得手不得手があります。それと折り合いをつけて生きなければなりません。教師が教えるべきは、四則演算より、得手不得手は人の幸せを決めるものではない、ということです。それを伝えるためには、得手不得手をあらわな状態にして、そこで支え合う経験を積み上げることです。 「子どもは子どもの中で育つ」このことは、これまでの教職経験の中で確信できることのひとつです。 学校は常にミニ社会でなければなりません。未来の子どもは必ず社会に巣立ちます。学校だけで過ごせる期間はとても短いものです。しかし、幼少期から学童期、青年期に向かって過ごすこの期間は、人として成長するためには貴重な時間です。この大切な時期に、いろんな人の中に身を置き、いろんな人の考え方を知り、自分ならどうすると考え続けることのできる人であることは、とても大切な人格形成の一つになると思います。 だからこそ、「いつも一緒にいること」が大切です。人との違いを個性として認めることができ、認め合えること、互いの自由を承認し合えることこそが、学校にも社会にも必要なことになると思います。 学びは対等!「2020年からの教師問題(石川一郎 著ベスト新書)」より、 生徒が、教師が持っている答えを読み取ろうとしたり、発言に対する教師の反応を気にしたりするような関係では、自由な発想は出てくることがなくなります。生徒は思考停止してしまうのです。 また、教師の側は気持ちの面で、生徒が出してくる答えを楽しむくらいの余裕を持つ必要があると思います。「なるほど」「そういう考えもある」「面白い」といった感覚を、時として持つべきでしょう。 その感覚を表情に出していいのかといえば、必ずしもいいとは言えないですが、教師は、自分には出せない答えを生徒が発想したことに対して、素直に感心して吟味を楽しむ気持ちでいればいいのです。 この点が、高め合う関係のいいところです。何故なら、上下の関係だと教師の発想を超える答えは表面化しづらいからです。 教師の投げかける「問い」で生徒が、学び、成長する。 生徒の投げかける「答え」で教師が、学び、成長する。 2020年の教育現場では、この関係性がぜひとも構築されて欲しいものです。 子どもが教師の顔色を伺って、それこそ忖度していては、学びなど成立するはずがありません。 どんな考えでも、素直な自分の考えを出し合える関係、どんなことでも受け入れてもらえる関係、そんな信頼関係が教師と子どもにあれば、子どもは安心して自分を表現することができます。 学びは対等なものです!大人が子どもをなんとかしようなんて大きな勘違いです。もちろん大人は子どもが間違っていれば、正しく導がなければなりません。しかし、大人も間違うことがあります!そんな時は素直に間違いを認め、子どもから学ぶことです! 大人も子どもも、「自由の相互承認」することから、信頼関係が生まれ、互いに育つことができるのです! |