公共の図書館ではなく、安藤忠雄さんの思いに共鳴された方々の寄付によって、創建され維持管理される図書館です。
　建物内のデザインも創造力や想像力をかきたてるような自由な発想が見られ、子どもたちにとって居心地のよい空間が演出されています。

　円筒吹き抜けの空間では、天井に明りとりの円形の窓があり、プロジェクションマッピングで、子どもたちの本に対する関心や興味をかきたてるようなしかけもあります。

　大きな木の根っこのような大階段や、階段裏の少し奥まったスペース、静まりかえった円筒吹き抜けの空間、窓際のソファ、建物内には様々なスペースがあります。

　建物内に入ると、3フロア分の壁がすべて本棚になっています。
　本の森は、生命力たっぷりにのびのびと生い茂る木々のように、どこにいても壁一面の本が、子どもたちに視線を投げかけています。

「こども本の森 中之島」が、本年7月5日に開館されました。
　施設見学会に参加しました。
　施設についての説明がありました。
　こども本の森 中之島の建物は、建築家の安藤忠雄さんが設計をされたものです。
「この国のこれからを支えていく子どもたちに、豊かな感性を育んでほしい。手軽で瞬時に情報を入手できるインターネットとは違い、読書は心の栄養になる。」という安藤忠雄さんのそんな思いもこの建物・場所に込められているそうです。