令和2年12月31日(木)ホリデーコラム66
「コーチングのプロが教える、子どもの自己肯定感を育むとっておきの方法」とはから、
自己肯定感を持てず、「私にはできない」「自分の長所がわからない」と言う子どもが増えている。「若いうちから自分に限界を作っているのはもったいない」と語るのは、コーチングのプロである石川尚子氏。「自分にもできる」「私にもよいところがある」と子どもが思えるようになる、とっておきの方法を伺った。
なぜ自己肯定感が低い子どもが多いのでしょう? できていない時だけ指摘され、できていないところを減点されていたからでしょうか。「できない」と思っていたら、たとえ力があったとしても発揮されませんし、やる気もわきません。誰にでも、もともと数多くの長所があります。焦点をあてて考えていないだけなのです。コーチング講座では、自分の長所やよいところを100個リストアップするワークがあります。これを体験された保護者のかたが、ご家庭で小学5年生のお子さんと一緒に取り組まれました。
いきなり「自分の長所は何だと思う?」と聞かれても、答えにくいもの。講座で学んだとおり、いろいろな角度から質問をしてみます。
「大切にしているものは何?」「毎日やっていることは?」「今日は、何を一番がんばった?」「今日、言われずに自分からやったことは?」「昨日よりもよかったと思うことは?」
何かに対してプラスの気持ちを持てること、当たり前のことを当たり前にやれること、何かを体験したことなど、どれもすばらしい長所です。最初は、ほとんど思いつかなかったお子さんも、ゲーム感覚で続けているうちに、ついに100個の長所をリストアップできたそうです。このかたは、「私自身が、物事のプラス面を意識するようになりました。子どもも、『宿題早くやったら、長所に書いていいよね』などと言って、苦手な宿題にもがんばる気持ちがわいてきたみたい」と話しています。長所を100個リストアップするというのは、とてもシンプルですが効果的な方法です。
「自分のいいところ」を100個もあげられますか?自分一人ではなかなか考えられないかもしれませんね。でもこの記事にもあるように、探す視点を与えれば見つけられるものなんですね。つまり、誰にでも必ず長所はあるということです。その一人一人のいいところを、自分が認めているのか、さらに、そのいいところをまわりの人に認められているか!ココがポイントかも!お互いを認め合えれば、みんなが安心できて、自分のことが好きになれる、つまり、「自己肯定感」が高まると考えます!やはり、ココでも「自由の相互承認」が必要なんですよね!