|
VUCAの時代へ!「教えない授業の始め方」(山本 崇雄 著 「アルク」)より、 このように直線の時間が流れる学校は19世紀末の日本の産業革命以降125年以上大きく変わっていません。その証拠にどの世代の人と話しても、授業のスタイルや行事、宿題、部活動など共有できる課題がたくさんあるのではないでしょうか?その一方、リアルな社会はものすごい勢いで変化しています。AI、ビッグデーター、VR(仮想現実)、ブロックチェーンなど、世の中のあらゆる場面で、インターネットにつながったテクノロジーが社会を大きく変革する時代です。 その結果、リアルな社会と学校はものすごい勢いで離れてしまっています。日本の多くの学校では、答えのあるテストに向けて、勉強していきます。解決方法は先生が丁寧に教えてくれます。テストも答えがある問題を一人で解きます。相談するとカンニングになり厳しく怒られます。入試も同じです。 その結果、テストや入試だけを目標にしてしまうと、最優先事項は自分のための勉強となり、協働することは自分に利益をもたらさないものと捉えかねません。また、答えのない問題に粘り強く取り組むことができず、すぐに解法や模範解答を求めるようになります。効率よくテストの答えを導き出すことが勉強の中心になってしまうのです。 明治時代以降の変わらぬ日本の教育を今年度を境に、大きく変える時代が来ました。テストや入試のために勉強するのではない、何のために勉強するのか?VUCAの時代(※VUCAとは「Volatility」(変動性)「Uncertainty」(不確実性)「Complexity」(複雑性)「Ambiguity」(曖昧性) の頭文字を取った言葉で、あらゆるものを取り巻く環境が複雑性を増し、想定外の事象が次々と発生するため、将来の予測が困難な状態を指す言葉)において、教育現場は子どもたちにどんな力をつけなければならないのか!自分自身に問いかけましょう! 教育長からのメッセージ教育長からのメッセージ 大阪市教育振興基本計画では 最重要目標の一つとして 「子どもが安心して成長できる安全な社会の実現」を掲げ、子どもたちの置かれている状況に応じた様々な教育を展開しています 。 現在、新型コロナウイルス感染症の拡大や その長期化の影響もあり、社会不安が募る中、過度のストレスにより心が不安定になったり、睡眠や食欲に影響が出たりすると、子どもたちの心身のケアが大きな課題となっています。 また、警察庁及び厚生労働省からの発表によりますと、この10年間減少を続けていた自殺者数が、令和2年は増加に転じています。とりわけ10歳から19歳については 、この10年間減少しておらず、令和2年はさらに増加しております。 「子どもの権利条約 」が1989年に国際連合で採択されてから30年以上、日本が批准してから25年以上が経過しています 。 教育委員会としましては、改めて子どもたちを取り巻く大人たちが連携し 昨今の厳しい状況におかれている子どもたちを見守り、支えながら、しっかりと「生き抜く力」を育んでまいりたいと考えています 。 これらのことから、 下記のとおり、本市の子どもたちに向けて「教育長メッセージ 」 を掲載いたしますので、ご確認ください。 ☞教育長メッセージ 新1年生サポーター(保護者)のみなさまへ(その3)体操服について ご入学のご準備はお進みでしょうか? 先日お願いしています。下記提出資料1.2.3.の締め切りが来週金曜日19日となっています。まだのご家庭におかれましては、提出(平日午前8時30分〜午後5時に、東小路小学校へ持参ください。)をよろしくお願いします。 1.預金口座振替依頼書 2.大阪市学校給食費預金口座振替依頼書 3.学校給食にかかる確認書兼委任状・同意書 また、体操服に関する情報を下記にてお知らせします。 ☞体操服について ご不明な点等ありましたら学校(6751−4465)までお電話ください。 今日のランチメニューあつあげと大根の中華煮は野菜にしっかりと味がついていて、とても美味しかったです! 本物との出会い!来週の15日(月)に、トップアスリート「夢授業」として、大阪市出身で、陸上競技の走高跳の選手である 福本 幸(ふくもと みゆき)さん が来校されます。 ◆プロフィール 大阪市立淀中学校入学後に陸上競技部に入部し走り高跳びを始める。中学3年時には全国中学校体育大会で、女子走高跳優勝。夙川学院高校から甲南大学、中京女子大学大学院へと進学。大学時代には3度全日本インカレで3度優勝している。 中学校教員になって2年目の2004年に1メートル92の自己ベストを記録、2007年に世界陸上大阪大会に出場。結婚、出産を経て2013年に再び1メートル92の自己タイを記録し、2度目の世界陸上出場を果たした。 現在は甲南大学陸上部でコーチを務める傍ら、大会にも出場しており、令和2年9月に行われた陸上の関西実業団選手権では2年ぶり16度目の優勝を果たしている。 ◆主な戦歴 2003年 アジア選手権2位 2007年 世界陸上(大阪)出場 2013年 世界陸上(モスクワ)出場 アジア選手権5位 2016年 世界マスターズ陸上競技選手権大会 W35(35〜39歳)優勝 2018年 世界マスターズ陸上競技選手権大会 W40(40〜44歳)優勝 ※日本選手権6回優勝(2006〜2009、2011、2013) ※全日本実業団選手権14回優勝 ※大学時代に記録した1m85は大阪学生記録(2020年1月1日現在) 自己ベスト :1m92cm(2004年、2013年)【日本歴代5位】 こうした数々の実績を残された方と直接ふれあえることができる子どもたちは幸せです。 短い時間ですが、子どもたちにとって何か心に残る時間をもてたらと思います。 福本さま、どうぞよろしくお願いします。 また、福本さんは、2022年5月、日本の関西で開催される予定の「ワールドマスターズゲームズの第10回大会」にも参加予定をされています。この大会は、概ね30歳以上であれば誰もが参加できる国際的スポーツ祭典です。 ワールドマスターズゲームズは、1985年のトロント大会を皮切りに4年ごとに世界各地で開催され、これまでに延べ17万人のスポーツ愛好家が参加している世界最大級の生涯スポーツの総合競技大会です。地元関西で開催されるということで、みなさんにとっても身近な大会になることと思います。応援をよろしくお願いします。 |