今日の給食 (2.18 中華おこわ)「おこわ」とは、もち米を使って蒸したご飯のことを言います。普段、食べているうるち米を使ったご飯より、もちもちとしているため「かたいご飯」を意味する「強飯(こわいい)」に丁寧語の「お」を付けて「おこわ」と呼ばれるようになりました。栗おこわ、山菜おこわをはじめ、お祝いの時に食べる赤飯もおこわのひとつです。 今日の給食では、焼き豚、くり(水煮缶)、干ししいたけを入れ、ごま油を効かせた中華風のおこわにしました。大好評で、どのクラスも残食はゼロでした! 「パンのおかずにご飯は変や!」という声もたくさん聞きます。本来なら、中華おこわを主食にしてたくさん食べてもらいたいところですが、それだけ大量のおこわを作るだけの調理能力が給食室にはありません。しかし、みなさんにはいろいろな料理を味わって欲しい!という思いから「パンのおかずにおこわ」という苦肉の策となりました。 給食にはクリアしなければいけない様々な条件があります。どうかそのことも理解したうえで、毎日の給食を楽しんでくださいね。 今日の給食 (2.17 焼きのり)今日は、給食の「焼きのり」について紹介しましょう。どうして給食ののりは「味付けのり」じゃなくて「焼きのり」なのでしょうか?「味付けのりやったらいいのに!」と思っている人はたくさんいると思います。それにはきちんとした理由があります。 のりには、「関東は焼きのり、関西は味付けのり」という文化があるようです。 江戸時代、東京湾でのりの養殖が始まり、新鮮で良質なのりが関東を中心に流通し始めました。そこで、関東では「新鮮なのりをあぶっただけでシンプルに味わう食べ方」が定着しました。 一方、関西はのりの産地から離れている上に、のりは味の劣化が早いため、「調味料をコーティングして味の劣化を抑える味付けのり」が広まったようです。味付けにすれば品質があまりよくないものでもおいしく食べることができるということです。 給食では、のりそのものの味や香りを味わうために、味付けのりよりも質の良い「焼きのり」を使うようにしています。もちろん、塩分のとりすぎにも気を配っています。 関西人なら「のりはやっぱり味付けやで!」という主張もあると思いますが、焼きのりのおいしさもじっくりと味わってみてください。 今日の給食 (2.16 ハヤシライス)今日は給食のハヤシライスのおいしさの秘密を紹介しましょう。 1.香味野菜のセロリを最初に炒めて香りを出していること。 2.味付けには、塩・こしょうの他、トマトピューレ、ケチャップ、ローレル、デミグラスソース、ウスターソース、トンカツソースと多くの種類の調味料を使っていること。 3.とろみをつけるのはいわゆる「ハヤシライスの素」ではなく、小麦粉を綿実油でじっくりと炒めた「手作りのブラウンルウ」を使っていること…などです。 生徒の皆さんにおいしいハヤシライスを食べてもらおうと、給食室では手間ひまかけて作り上げています。満足できましたか? そして、キャベツサラダのドレッシングには「ひじき」を加えて、成長期に必要なカルシウムがとれるように工夫しています。ほんのりと磯の香りがしておいしいですよ。ご家庭でもぜひお試しください。 今日の給食 (2.15 なにわうどん)今日は「なにわうどん」について紹介しましょう。 「なにわうどん」…あまり聞いたことのない名前ですね。それもそのはず、この名前は大阪市の学校給食オリジナルのネーミングです。 大阪発祥の「きつねうどん」をイメージし、今日はうすあげを三角形に切りました。そして、「とろろこんぶ」をうどんのだしにつけて食べます。江戸時代、北前船が北海道から「天下の台所」にこんぶを運んだことから、大阪ではこんぶ文化が根付いています。 そのきつねうどんととろろこんぶの大阪名物の食文化を合わせたうどんを大阪市の学校給食では「なにわうどん」と名付けました。 もちろん、うどんのだしは、だしこんぶとけずりぶしを使って給食室でとりました。大阪の食文化を次世代へ伝えていきたいですね。 2月12日発信 教育長メッセージ
大阪市教育委員会より教育長メッセージが届きました。
教育長メッセージ 教育委員会では、自立した個人として自己を確立し、多様化し激しく変化する社会の中で「生き抜く力」を備え、未来を切り拓く心豊かな子どもたちをはぐくむことを目標に、様々な教育を行っております 。 現在、新型コロナウイルス感染症の拡大やその長期化の影響もあり、社会不安が募る中、過度のストレスにより心が不安定になったり、睡眠や食欲に影響が出たりするなど、子どもたちの心身のケアが大きな課題となっています。 また、警察庁及び厚生労働省からの発表によりますと、この10年間減少を続けていた自殺者数が、令和2年は増加に転じています。とりわけ10歳から19歳においては、この10年間減少しておらず、令和2年はさらに増加しております。 「子どもの権利条約」が1989年に国際連合で採択されてから30年以上 、日本が批准して25年以上が経過し ています 。 教育委員会としましては、子どもの明るい未来に向けて、改めてまわりの子どもたちを取り巻く大人たちが連携し、このような昨今の厳しい状況におかれている子どもたちを見守り、支えながら、しっかりと「生き抜く力」を育んでまいりたいと考えております。 そのような思いで、教育長より、本市の子どもたちに向け、メッセージを送ります。 学校、保護者及び地域の皆様方のご理解とご協力のもと、子どもたち一人ひとりに届けていただければ幸いです。 |
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