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鷹合ひろば 第7号 「風船に願いを」その1

 少し肌寒い秋の空。色とりどりの風船が天井にいっぱいに埋め尽くされ、
空に飛び立つのを待っていました。

ソワソワ、フワフワ…♫

 朝から業者さんが膨らませてくれました。熱で割れないように電気はオフ。

 コロナ禍前は、サマーフェスティバルの開幕イベントとしておなじみだったイベント。去年は中止になりかけました。

 こんな時代だからこそ 空を見上げてほしい。
 PTAと学校が協力し、11月の日曜参観に実現。今年も同様のはず、でした。ところが今年は雨。木曜に延期になったもののお手伝いの人員が足りません。急遽声をかけ、保護者が集まってくれました。

 4時間目。いよいよお手伝いの保護者が風船を渡しにゆきます。

 風船を見た瞬間、キャー!と声をあげる1年生。飛ばないように手にグルグル。手紙は、先生に結んでもらいました。

 2年生は、さすがはお兄さんお姉さん!静かに待っていました、、が配られると嬉しく大はしゃぎ!

 今年は上手に結べるようになった3年生。外れないように5重に結んだ子も。嬉しすぎて紐を手から離した子もいました。

 4年生は、自分たちで穴に紐を通して結びます。先生や友達と協力していました。

 5年生は、天井に浮かんでいる風船をわ〜っと貰いに行きました。まだまだかわいいですね!

 風船飛ばしは、ラストイヤーの6年生。最後だからこそ、お気に入りの色を楽しくも真剣に選びます。思い通りの色でなくても、風船を大切に持っていました。


 その風船に結びつけられた願い事。
☆楽しい平和な世界になりますように
☆コロナがなくなりますように
☆世界中の人が、水や食べ物を食べられますように
☆旅行に行けますように
☆みんなが笑顔でいられますように
  
 みんなの願いと思いがいっぱい詰まった430の風船。いよいよ空へ!!!

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鷹合ひろば 第7号 「風船に願いを」その2

 風船を離すと上がっていくので、みんな笑顔で大事そうに持っていざ運動場へ。

 矢田先生の説明の後、PTA会長の挨拶·教頭先生のカウントダウンで風船を一斉に空に向かって飛ばしました。
「キャー」と言う歓声が上がり、ジャンプしたり、手を振ったりみんな笑顔いっぱいでした。

 その頃校長先生はというと…。
御在所岳に秘密の特訓をしたドローンを操縦して撮影して下さっていました。

 最後は、みんなで「バイバーイ」と手を振っていつまでも小さくなる風船をずっと見ていました。
 先生から「教室へ戻るよ」と言われても名残り惜しそうに空を眺めていました。残念ながら欠席してしまった子どもたちの‘’願い‘’も先生がしっかり飛ばしてくれていました。

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鷹合ひろば 第7号 「風船に願いを」その3

 イベントを終えて子どもたちの感想は
🎈誰が受け取ってくれるのかな?
🎈世界中の人に受け取ってもらいたいな。
🎈風船が宇宙にすいこまれて、まるでブラックホールみたいだった。
🎈タイの友だちに届くといいな。
🎈願いが叶うといいな。
             などでした。

 最後になりましたが、 PTA会長·校長先生よりお礼の挨拶をいただきました。

PTA会長より
 子ども達が歓声を上げて見送った風船は、雲に吸い込まれて見えなくなるまで真っ直ぐに上がっていき、子ども達に喜んでもらえただけでなく、我々大人も笑顔になり童心に帰れる様な心に残るイベントになったのかなと思います。
 ご協力頂いた学校教職員の皆様、お手伝い頂いた実行委員の皆様、ありがとうございました。

校長先生より
 さわやかな秋の空に、子どもたちひとり一人の願いを込めたメッセージを乗せた風船が高く高く大空へ飛んで行きました。子どもたちの笑顔も天気に負けないくらい最高でした。
 どうか一人でも多くの元に届きますように。そして子どもたちの願いが叶いますように。
 このような素晴らしいイベントを企画・実現してくだいましたPTAの皆様に、心から感謝申し上げます。ご協力をいただきました皆様、ありがとうございました。

 風に乗って旅に出た風船。去年は、三重県より「風船のメッセージが届きました」と学校に連絡が入ったみたいです。今年も、連絡があるといいですね。

 みんなの願いが叶いますように…。


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鷹合ひろば 第6号 その1〜ちょうちん作り・すごいキッズ編〜

 日曜参観があった11月13日、空が薄暗くなったころに鷹合小学校6年生たちが小学校に集まりました。
 夜の小学校でちょうちんの集いのイベントです。

 昨年は先生方がコロナ禍を過ごした6年生のために企画したこの行事を、今年はPTAが引き継ぎました。校長先生や先生方も、子ども達のために大勢参加してくださいました。

 教室で肝試しを周るグループ分けは、ドキドキのくじを引き。結果はのちほど。その後は暗闇の中を照らしてくれるちょうちん作り。
 好きなキャラクターやおばけの絵、カラフルなちょうちんが出来上がりました。ニコニコ笑顔…と思いきや、トイレに行く時、廊下の暗さに悲鳴があがっていました。
 いつもと違う学校の雰囲気に、自然と肝試しへの期待と恐怖心が高まります。

 多目的室に移動した後は、「すごいキッズ」の時間です。
 お笑いやダンスに歌など、とても盛り上がりました。バンドメンバーに黄色い(?)声援があがります。
 先生方のバンド演奏後のアンコールでは、先生と子供たちの即興バンド!!大きな手拍子で大盛り上がりでした。

 そして、校長先生のマジック。
 子ども達も挑戦しますが、校長先生のようにはいきません。どんなタネなのでしょうね?

 「すごいキッズ」の後は、ジュースを飲みながら肝試しの説明を聞きます。

 妖怪からくじ引きの結果発表!いよいよかと緊張感が漂います。
 怖い話を聞いて肝試しの準備は万端です……!
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鷹合ひろば 第6号 その2〜肝だめし編〜

 校舎の窓を照らすアカリ。
子ども達がつくった提灯?それとも・・・。

 午後7時。雨上がりで蒸し暑い秋の夜。

 「こっち!!そっと!」足早に家庭科室へむかったのは、6年生の保護者たち。子どもたちには内緒のミッション。誰が、何に化けるか、家でも秘密でした。

「押し入れに衣装を隠していた」
「USJのハロウィンでも使ったモノ」
「はんなりしてるやろ、立ち方や手の重ね方も研究してん!」
 能面をつけながらゲラゲラと笑う異様な光景です。ドンキで買った血のりが大活躍し、お地蔵さんや一反木綿、ヌリカベも血みどろに。

 いよいよ配置につくと、
壁に隠れるか廊下でしゃがむかと念入りに打合せ。
堀尾先生と奥野先生は「1年かけて用意してきた、中途半端なことはしない」と気合十分です。

 午後8時。「もういいかい?」「まあだだよ…」。
 静かな校舎に絶望的なBGM。(校長先生セレクト)蒸れたマスクに耐えながら待つ間、だんだん怖くなってきました。

 子どもたちが提灯に描いた絵が、ピンク色に浮かびあがると、
「来た来た来た〜!」と、お化けたちは、子ども以上に大はしゃぎ。

 1階の低学年の廊下を通り、3階の理科室のお札を目指す子どもたちの前に突如現れたのは・・・。

襲い来るゾンビ! 髪をふり乱す博士!! 
13日の日曜日に待ち構えるジェイソン!
背後に忍び寄るアノニマス!謎の人形を抱えた熊!
そして、はんなりと立つ能面…。

「無理無理×100」「絶対ここに何かいる〜」 
       ヒーーーーーー!!!

 悲鳴が次々響きわたりました。
走り抜ける子、歌って鼓舞する子、
足がすくんで進めない子、
落ちた提灯を拾う事すらできない子。
それでもお化けは容赦しません。
   ヴオオオオオ!!!!!ギャーー!!!

 そんな時癒してくれたのは、小さなスクリームとカオナシ。(2年生と3年生)。一生懸命驚かせる姿が可愛いと、抱きしめていました。

 ガイコツの横でお札を守るのは教頭先生。「こっちやで〜♫」
優しすぎるからこそ警戒するんですよ!あれ?先生なのにリーゼントの短ラン・・。

 一方で、「全然怖くないわ!」「正体わかっているで!」お化けを逆に威嚇する子どもたちとは、大人のプライドをかけた戦いの場になりました。笠井先生扮するピエロは執拗に追いかけます。
  
 子泣きじじいが見つめるメトロノームの音が聞こえたら後はゴールを目指すのみ!

 全ての班が帰ると、衣装を脱いでネタ晴らし。仮面をとると…。

「おかあ!」意外な顔の登場に大笑い。さっきまでの涙が嘘のようです。

 母がおばけだった男子「いってらっしゃいと送り出してくれたのに、びっくりした」

 2組の女子「友達としがみつきながら歩いた。隣で叫ぶから余計に怖かった、でも楽しかった」

 友達と繋いだその手の温もりを、笑いあったこの瞬間を、大人になっても覚えていてな。一生懸命頑張る大人の姿もちょっとだけ思い出してな。

 校舎の窓を照らしていたのは、暗闇を抜けた子どもたちを迎える温かなアカリ。
 ふっと消えると秋の冒険は終わりました。

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