学びは対等!「2020年からの教師問題(石川一郎 著ベスト新書)」より、 生徒が、教師が持っている答えを読み取ろうとしたり、発言に対する教師の反応を気にしたりするような関係では、自由な発想は出てくることがなくなります。生徒は思考停止してしまうのです。 また、教師の側は気持ちの面で、生徒が出してくる答えを楽しむくらいの余裕を持つ必要があると思います。「なるほど」「そういう考えもある」「面白い」といった感覚を、時として持つべきでしょう。 その感覚を表情に出していいのかといえば、必ずしもいいとは言えないですが、教師は、自分には出せない答えを生徒が発想したことに対して、素直に感心して吟味を楽しむ気持ちでいればいいのです。 この点が、高め合う関係のいいところです。何故なら、上下の関係だと教師の発想を超える答えは表面化しづらいからです。 教師の投げかける「問い」で生徒が、学び、成長する。 生徒の投げかける「答え」で教師が、学び、成長する。 2020年の教育現場では、この関係性がぜひとも構築されて欲しいものです。 子どもが教師の顔色を伺って、それこそ忖度していては、学びなど成立するはずがありません。 どんな考えでも、素直な自分の考えを出し合える関係、どんなことでも受け入れてもらえる関係、そんな信頼関係が教師と子どもにあれば、子どもは安心して自分を表現することができます。 学びは対等なものです!大人が子どもをなんとかしようなんて大きな勘違いです。もちろん大人は子どもが間違っていれば、正しく導がなければなりません。しかし、大人も間違うことがあります!そんな時は素直に間違いを認め、子どもから学ぶことです! 大人も子どもも、「自由の相互承認」することから、信頼関係が生まれ、互いに育つことができるのです! なにあったかな?「この1年間を振り返って、成長したこと!楽しかったこと!がんばれたこと!なとなどを思い出して、自分の言葉でまとめよう!」がテーマ作文の学びです! 子どもたちは、「なにがあったかな?」と考えています。ありすぎて書ききれない人もいるかもしれません。 振り返りながら、次の学年への意気込みにもつながればいいですね! 笑顔でジャンケン!英語でジャンケンをして、カードゲームを楽しむ子どもたち。 数字も英語で表現して、できる限り英語に親しむ学びです。 みんなとても楽しそうです! 教室ロッカーの上には、すてきにデザインされた作品袋が並んでいます。いよいよ残りわずかです。 子どもから学ぶ大人とは?「2020年からの教師問題(石川一郎 著ベスト新書)」より、 これまでの教師と生徒との関係性なら、教師はいざとなったら「生徒に言うことを聞かせる」ことが可能でした。上から物を言えたのです。 それが、教師の役割がプロデューサーになるということは、生徒に対し抑圧的な態度をとるのではなく、逆に「生徒の発言を活発に引き出す」ことこそ求められてくるのです。 「生徒の発言を活発に引き出す」には、その生徒が積極的に考えたくなるような「問い」を教師が投げかける必要があるだけでなく、「問い」について活発に意見を言い合えるよう、教師と生徒、あるいは生徒同士の間で、主張を尊重し合える安心を保証することが重要です。 「子どもから学ぶ大人」は、上から物を言いません!大きな声も出しません!威圧からは恐怖しか残りません。「怖いからする」「怒られるからする」うちは、子どもの「自律」は生まれません。 「子どもから学ぶ大人」は、「子どもの声にならない声」を聴こうとします。そうすると、子どもは安心して本音を語ります。子どもの本音を引き出せるかどうかのバロメーターは、かかわる大人が子どもからどれだけ信頼されているかどうかです!子どもは信じることができる人には、安心して語ります。 私たち大人は、子どもが安心して本音を語ることができるために、子どもを信じて、子どもから学ぶ姿勢で、常に謙虚に、チームとして、子どもたちを見守らねばなりません。ここでも子どもと大人は対等な関係でなければ真の学びは生まれないのです。 なーんだ?昨日はリーダーのみなさんが長原小学校を巣立ちました。サブリーダーのみなさん、みんなの代表としてともに卒業式をつくってくれて、ありがとう!次はみなさんの番ですよ!期待しています。 来週がいよいよ今年度の最後の週です。みんな!がんばろうね! では、問題です。 「お昼って気づいたトリがいたよ。このトリってなーんだ?」 わかったかな? 答えは校長室前でね! |
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