本日の献立/2月22日(水)・まる天と野菜のうま煮 ・もやしのピリ辛あえ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 729kcal、たんぱく質 31.3g、脂質 16.4g ☆鯨(くじら)☆ 鯨は、海に住む哺乳類で、1mくらいから30mくらいになるものまでいます。古くから食用として利用され、ノルウェーでは4千年以上前の壁画に描かれているそうで、日本でも縄文時代の遺跡からその骨などが見つかっています。仏教の影響で肉食が禁じられていた時代も魚としてみなされていたことから、日本人にとっては重要な栄養源でした。また「捨てるところがない」と言われるほど、肉や内臓だけでなく、皮や尾びれまでが食用となり、骨は細工用などとして利用されていました。 鯨の肉には、たんぱく質が多く含まれているのはもちろんのこと、不足しがちな鉄分は、吸収されやすい形で豊富に含まれているのが特徴です。 今日の給食では、鯨肉をから揚げにして、ケチャップ、みそ、砂糖を合わせたソースをからめ、オーロラ煮にしています。このオーロラ煮は、およそ60年前、大阪市の学校給食で考案された料理です。 本日の献立/2月21日(火)・キャベツのサラダ ・洋なし(カット缶) ・おさつパン、牛乳 栄養価 エネルギー 799kcal、たんぱく質 33.2g、脂質 23.8g ☆ほうれん草(法蓮草、菠薐草) ほうれん草は、コーカサスからイラン当たりの西アジアが原産で、イスラム教の広がりに伴い東西へと伝わりました。東はシルクロードを経て中国やアジア諸国にわたった品種が「東洋種」となり、西は北アフリカからヨーロッパ経由でアメリカへわたり「西洋種」となりました。日本へは江戸時代初期に中国から東洋種が伝わり、江戸時代末期にヨーロッパより西洋種が伝わりました。その後、大正末期から昭和初期にかけて、両方をかけ合わせた交雑種が育成され各地に普及しました。ほうれん草の語源は、中国語でペルシャ(現在のイラン)を「菠薐(ポーレン)」と呼ぶことからきています。 ほうれん草は、緑黄色野菜の代表格で、カロテンだけでなく、鉄マグネシウム、マンガンなどのミネラル成分や、ビタミンB6、Cなども多く含んでおり、感染症や貧血の予防などの効果が期待されます。旬は12〜1月で、とくに冬の露地栽培のものは、栄養価が高く、甘味も増しておいしくなります。 今日の給食では、クリームシチューに使用しています。 本日の献立/2月20日(月)・きゅうりの梅風味 ・白花豆の煮もの ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 717kcal、たんぱく質 31.3g、脂質 16.7g ☆白花豆(しろはなまめ)☆ 白花豆は、紅花隠元(べにばないんげん)の仲間で、インゲン豆の一種となります。中央・南アメリカの高地が原産とされ。新大陸発見以降の16世紀から17世紀にかけてヨーロッパ全域に広がりました。日本へは江戸時代末期に伝わり、きれいな花を咲かせることから、当時は観賞用とされていたようです。食用としての栽培は、明治時代になってからで、現在の主産地である北海道では、1914(大正3)年ごろから始まりました。もともと花豆とも呼ばれ、紅花隠元であることから赤い花が主流で、その中に混在する白い花の品種を選別して、花も実も白いことから「白花豆」として栽培が広がりました。赤い花の方の豆は、赤紫色に黒斑があり、こちらは「紫花豆」として呼び分けられています。どちらも大粒で品質もよく、煮豆や菓子の材料に使われ、とくに白花豆は大粒の甘納豆の原料として好まれています。 栄養の面では、低脂肪、高たんぱく質で、カルシウムや鉄などを多く含むほか、とくに食物繊維は際立って多く含んでおり、たいへん栄養価の高い食品です。 今日の給食では、砂糖、塩、うす口しょうゆの味付けで煮含めています。 1・2年生 学年末テスト
今日から三日間、1・2年生は学年末テストです。
本日の献立/2月17日(金)・厚揚げと野菜の中華煮 ・デコポン ・コッペパン、アプリコットジャム、牛乳 栄養価 エネルギー 778kcal、たんぱく質 39.6g、脂質 26.7g ☆豚肉☆ 豚はイノシシを祖先とする動物です。世界各地生息する野生のイノシシのうち、ヨーロッパと東南アジアのものが、それぞれの祖先となり、肉や脂肪の供給源として改良され、飼育されてきました。 栄養面では、たんぱく質が多く含まれているほか脂質、無機質、ビタミン類なども含まれています。特に疲労回復などの働きがあるビタミンB1を多く含んでおり、部位にもよりますが、牛肉と比べるとおよそ10倍にもなります。特にヒレの部分では、鰻と比べてもおよそ3.5倍で、たいへん多く含まれていることがわかります。 今日の給食では、しょうが、にんにく、オイスターソース、しょうゆで下味をつけて、オーブンで焼いています。 |