5月 掲示板5月 玄関掲示児童朝会(校長先生の話)
「いじめ(いのち)について考える日」
みなさんおはようございます。長めのお休み明けですが、みなさんが時間より早く静かに並んでいるのを見て嬉しくなりました。素晴らしいです。さて、今日は「いじめ、いのちについて考える日」でもあります。今日、このあと学級に帰ってから、学校から下校してお家に帰ってからでもいいので、いじめ、いのちについて考えてみてください。 少し話は変わりますが、4月から新しい学年になって一つ学年が上がりました。私が気が付いたことをお話します。6年生。6年生が最高学年としてとっても頑張っています。先日の休み時間に、1年生と6年生が一緒に遊んでいました。後で聞いて分かったのですが、その時の遊びは先生が決めたのではなく、6年生が「1年生が楽しむためにどうしたらいいなかな」とみんなで相談して決めたそうです。1年生のことをしっかり考えて行動ができる6年生って素敵ですよね。6年生に拍手(パチパチ※大きな拍手が起こりました)。 今日は、いじめ、いのちについて考える日です。このような日があるのは、残念なことに日本のどこかの小学校、中学校では、いじめに悩んでいても誰にも相談できずに自ら命を絶ってしまう人がいるからです。しかも悲しいことに増えてきています。とっても残念で悔しくて悲しいことです。そこで私は、みなさんに「強い心」を持ってほしいと思っています。「強い心」とは、「いじめに負けない強い心」のことを言っているのではありません。いじめられたら負けてしまいます。私も無理です。いじめに勝てるような強い心はなかなか持てません。私が言う「強い心」とは、「いじめられている人を見たときに、『助けてあげられる、声をかけてあげられる』強い心」です。 この矢田東小学校には、1年生の気持ちを考えられる6年生がいる学校です。人のことを考えられる人がいる学校、そんな学校にいじめなんてありません。でも、いつどうやってどこで起こってしまうかわからないのが、いじめです。もしもそんなことが起こってしまったとしても、「助けてあげられる、声をかけてあげられる『強い心』」を持っていてください。もちろん、この私の話だけが絶対ではありません。いじめに負けない「強い心」を持っている人もいるでしょう。今日は一度しっかり考えてみてください。 校長 梶原 進 児童朝会1、2年春の遠足(大泉緑地) |