頼ること!「2020年からの教師問題(石川一郎 著ベスト新書)」より、 ○オリジナルな教育手法はいらない 現状の忙しさの中で、新しいことに取り組む余裕がないというのが、一番の不安要因だと感じます。 この不安要因を取り除くには、第一に、前述したように働き方を変えて時間的な余裕を創り出すことが必要ですが、もう一つやることがあります。 それは、教育手法は他の実践例を真似する、ということです。(中略) 指導書に頼っている教師もいないわけではありませんが、多くの教師は、教科書をもとに教材研究をして、教える内容を独自に組み立てています。 補助プリントや定期テストもその都度オリジナルのものを作成しているケースも多く、「自前」ですべて完結したいというマインドが根強くあるのだと感じます。 「自前主義」は、それ自体は決して悪いことではありません。問題なのは、そこに多くの時間がかかることなのです。この部分を短縮しないと働き方が変わらないことは、現場を見ていて強く感じることです。 現在、多くの教育実践例が詳細にインターネットで取り上げられています。使えるものは、積極的に導入していけばいいのではないかと思います。 これまでの自分のやり方や経験を否定する必要はありません。ただし、そのことに固執して、「時間がない」や「忙しい」などと愚痴るのはやめましょう。そして、本文の通り、AIやIOTの到来を有効活用しましょう!「時間はあるものではなく、つくるものです!」さらに、人の力もどんどん使いましょう!苦手なことは得意な人に任せればいいんです!それが、子どもにも自分にもメリットになるのです。 「できないことは人の力を活用する力」は本校の目指す大人の力です。決して一人で抱えることなく、子どもにとってのベターを模索しましょう!そこにこそチームの力を結集するんです!流行り言葉の「ONE TEAM」です! なーんだ?みなさん!元気ですか? さあゴールデンウィークもあと2日ですね。やり残したことはないですか?やりたいことはできましたか?残りの時間も大切にね! では問題です。 「大きな声でよんでもしらんぷりする食べるパンってなーんだ?」 わかったかな? 答えは明日ね! 高め合う関係とは?「2020年からの教師問題(石川一郎 著ベスト新書)」より、 ○生徒と高め合う関係は成り立つ 「生徒と高め合う関係」という言葉に対して、教育現場から「それは理想だけど、教室の秩序が成り立たなくなるのではないか」という心配の言葉が返ってくるのではないかと思います。 教師が設定した方向に向けて生徒を動かそうとする場合、高め合う関係は成り立たないこともあると思います。 何故なら、教師が設定した方向に、生徒が納得していない場合、生徒は教師の指示だから仕方なく従っているだけであって、出来ることなら従いたくないと感じるからです。 高め合う関係なら、生徒は教師に対して、「何故、〜しないといけないのですか」と言って指示に従わないことも十分考えられます。それでも、教師としては、生徒の将来をともに考えていくために高め合う関係を持つはずなので、生徒との関係は悪くならないでしょう。 生徒にしても、同じです。何故なら、何か課題にぶつかったとしても、それは生徒にとって自分事であり、教師のせいとは思わないからです。 高め合う関係は成り立ちます。ただその場合、教師は、この本で書いたようなプロデューサーとしてのマインドを持つことが必要不可欠であると思います。(続く) 高め合う関係とは、互いを尊重し、互いに学び合う関係です。 教師の言う通りに何でもハイハイ聞く、聞き分けのいい子よりも、何故?どうして?といつも疑問をもって、いい意味で聞き分けの悪い子の方が、主体的であり、これからの時代には必要な子ども像のひとつです。 子どもも大人も自分で考えて、自分が納得して動いたことには、自分が責任を持てます。決して人のせいにはしません。人や環境のせいにしないことが自分を高めるためには必要なことです。 本校の「3つの風船(力)」のひとつ、「自分で考えて行動する風船」はまさにこの互いを高め合うための力となります! なーんだ?みなさん!元気にしていますか? ゴールデンウィークも後半です。 楽しんでくださいね! また、ホームページアクセス数が3333と並びました!おめでとうございます。 引き続きよろしくお願いします。 では、問題です。 「ごはんのときにテーブルの上にいるけものってなーんだ?」 わかったかな? 答えは明日ね! 支え合う!「2020年からの教師問題(石川一郎 著ベスト新書)」より、 2020年からの教師像に近づいていくことは、簡単なことではないと思います。私自身、次の点を踏まえながら教育現場で頑張りたいと考えています。 ・求められているのはスーパー教師ではない ・生徒と高め合う関係は成り立つ ・オリジナルな教育手法はいらない ○求められているのはスーパー教師ではない 「理想の教師像はプロデューサー」という言葉だけを見れば、ハードルが高いと思うかもしれません。しかし、私が言いたいのは、どの生徒に対しても理想の教師となってプロデュースせよ、ということではないのです。 人生において、学校に通っている期間は、けっこう長いものです。小学校から高校あるいは大学までの長い期間、生徒たちは多くの教師と接しています。その中の一人がプロデューサーとなればよいのです。 人が生きていく上では、恩師とよぶ人は一人いれば十分なのではないでしょうか。 多くの生徒にとってのプロデューサーになりたいというマインドを持って取り組むことはいいと思います。しかし、生徒全員を最大限プロデュースできなくても、別に気にすることはないのです。 様々な教師の姿が学校にはあります。もちろん個性があるのは当然です。しかも苦手なこともあるのが当然です。何でもできることにこしたことはありませんが、得意不得意は誰にでもあります。だからいいんです。大人でも完璧な人はいないんです。だからいいんです。だからみんなで支え合うんです。互いを補い合うんです。それがチームです。一人で抱え込む必要はないんです。できないことはできないから助けてと言えばいいんです。スーパー教師は必要ありません! 本校の大人のチーム像のひとつ、「できないことは人の力を活用する大人」でいいんです! |
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