ほめる?しかる?「勉強するのは何のため?(苫野一徳 著 日本評論社)」より、 「二者択一のワナ」 「なんで勉強なんかしなきゃいけないんだろう?」 この本の主題を、ここで次のような「問い方」に変えてみます。 「学校の勉強は、実生活を送るうえで役に立つか、それとも立たないか?」 ・・・さて、みなさんはどう思うでしょうか? これが、私の言葉でいう「問い方のマジック」です。つまり、「あちらとこちら、どちらが正しいか?」という、二者択一問題のことです。 学校の勉強は、実生活で役に立つか、それとも立たないか。 そう問われると、わたしたちは思わず、どちらかが正しいんじゃないかと思ってしまいはしないでしょうか? でも、この問いはどちらかが絶対に正しくて、どちらかが絶対に間違っているというような問いではありません。実生活で役に立つものもあれば、あんまり立たないものもある。というより、それは人によって違うから、まさに「一般化」できない問題なのです。 いわれてみれば、あたりまえのことです。 でもわたしたちは、「あちらとこちら、どちらが正しいか?」と問われると、思わず、どちらかが正しいんじゃないかと思ってしまう傾向がある。まさに、「問い方のマジック」にひっかかってしまうのです。 ここで問題です! 「子どもはほめて伸ばすべきか、それとも叱って伸ばすべきか?」 みなさん!どうですか?「問い方のマジック」にひっかからないように、とさっきいったばかりなのに、思わず、「やっぱりほめるべきでしょ」とか、思ってしまったりはしませんでしたか? ほめることが必要な時もあれば、叱ることが必要なこともあります。だから、答えは一つではないのです。ただ感情的になって大人が子どもを叱ることは、あまり意味がないでしょうね。社会福祉士・保育士である辻由起子さんもおっしゃってました。「叱るのは60秒以内」と、また「行為は否定しても、人格を否定しない!」と。「大人が変われば、子どもは変わる」と。大人が子どもから学ぶことですね。 なーんだ?みなさん!元気ですか? 猛暑が続きますね! 外での運動は控えようね! では、6日目の問題です! 「1日中はまべをいったりきたり。これってなーんだ?」 わかったかな? 答えは明日ね! なーんだ?みなさん!元気ですか? 毎日暑いですね!水分をしっかり取って、熱中症には気をつけて過ごそうね! では5日目の問題です! 「100才の人がおならをしたよ。まわりの人は何といったかな?」 わかったかな? 答えは明日ね! 3つのD!「我慢して生きるほど人生は長くない」(鈴木祐介 アスコム)より、 「自己肯定感」を得るために欠かせないものがあります。それは、「自分を一方的にジャッジせず、自分の欠損や欠点を認めてくれる、信頼できる他人の存在」です。(中略) ・1人でも2人でも、自分を欠点ごと受け入れてくれる、信頼できる他人がいること(他人への信頼) ・そのような他人が存在する「世界」そのものを信頼し、世界とのつながりを感じ、「世界は決して怖くない」「自分は世界とつながっており、1人ではない」と思えること(世界への信頼) ・そのような他人と世界の存在をよりどころにし、「自分は自分であって大丈夫」という、自分自身への信頼感を抱くこと(自分への信頼) この3つが、必要不可欠なのです。 「信頼できる他人」の代表こそが、親や家族です。そのためには、親が子どもをむやみやたらにジャッジしたり、子どもに一方的にルールを押しつけたりせず、欠損や欠点も丸ごと受け入れ、愛し、「あなたはあなたのままで大丈夫」と伝えることで、子どもの中に、自分自身に対する信頼、「親」という他人に対する信頼、世界に対する信頼が生まれ、自己肯定感が育まれるのではないでしょうか。 教師である他人の私たちにとっても、同様のことが言えます。だからこそ、長原小学校の子どもから学ぶ大人の「3つのD(大丈夫?どうしたん?どうしたい・どうする?)」を大事にしていきたいです。子どもたちを丸ごと愛しましょう! なーんだ?みなさん!元気ですか? 梅雨も明けて、いよいよ夏本番ですね! 宿題がんばってる?計画的にね! では4日目の問題! 「歯をかしてくれといってくる人はだーれだ?」 わかったかな? 答えは明日ね! |
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