ふつうの罠!「すぐやるチームをつくる たった1つの考え方」(池本克之 著 「三笠書房」)より、 モラル感覚が似通っている人はいても、まったく同じ人はいません。もしいたら、気持ちが悪いくらいです。 それなのに、上司が「ふつうはこう考えるだろ」「ふつうはこう判断して行動するだろ」と文句をいうのは間違っています。逆に部下が「上はことごとく自分のやり方にダメ出しをする」と不満を抱くのも間違っています。(中略) つまり、「他人は違っていて当たり前」なのです。そんな当たり前すぎる事実を、人はときとして忘れてしまいます。 結果、何が起こるか。自身がよいとする価値観の押しつけ合いです。他人が自分の思い通りに行動しないと、たちまち「君はおかしい。ふうつ、こうするでしょ」と、言い合いになってしまうのです。(中略) 部下に上司の価値観を理解させるのは難しいので、まず上司が部下の価値観を認識することが必要です。そのうえで、上司の思い通りにやらない部下に対して、怒りやイライラをぶつける前に、「どうすればできると思う?一緒に考えよう」と提案するのです。(中略) 「一緒に考えよう」のひとことは、上下の人間関係をよくする突破口になりうるもの。さらに部下のモチベーションを上げ、成長を促すことが可能になります。 改めて「ふつう」とはなんでしょうか?よく使うこの言葉。「ふつうは〇〇」それは、あくまで基準が自分。ダイバシティの世の中がますます広がる中、「ふつうの価値観」を見直しませんか?お互いの価値観を知り合い、お互いを認め合うことから、良好な人間関係が始まる気がします。これは、大人同士だけでなく、対子どもとでも同じです。子ども一人一人の価値観を認め、大人の価値観を押しつけることなく、子ども同士をつなぐこと、子どもを信じることに徹することが大切です。 なーんだ?みなさん!元気にしていますか? 宿題はもう終わったかな? 今日から甲子園はベスト8ですね! いつも熱い戦いをありがとう! では30日目の問題です! 「ラーメンを食べるときにあらわれる花ってなーんだ?」 わかったかな? 答えは明日ね! 抱きしめてあげる!「92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育て」(大川繁子 著 「実務教育出版」)より、 まず、人生を支えるもっとも重要な土台となるのが、「情緒の発達と安定」。かんたんに言うと、「自分は大切な人間だ」という実感、「お母さんもお父さんも大好き!」という気持ち、親子の絆や信頼感を育てることね。(中略) 人間の親は、そのか弱い存在(赤ちゃん)を守ってあげる必要があります。寝不足でフラフラになりながらも、子どもが唯一できる意思表示「泣く」に応えつつ、その子の情緒を発達させていくわけですね。 どうすればいいのって、むずかしく考える必要はありません。 とにかく抱っこ、抱っこ、抱っこです。 泣いたらすぐに抱っこ、求められたら抱っこ、用がなくても抱っこ、です。(中略) なにはともあれ抱っこして、目を向けて、語りかけて、いじくり回して。たくさん構って、めいっぱいスキンシップをとってあげてください。(中略) 抱っこを重ねるなかで、知らず知らずのうちにどんどん絆は強くなっていくし、子どもの心はスクスク育っていますから。 昔こんなことがありました。 友だちと喧嘩をして、かなり興奮した様子の子どもと廊下で出くわし、思わずその子どもを抱きしめました。しばらく抱きしめたままでいると、その子どもは落ち着きを取り戻し、冷静な姿になりました。私は特に何かを言ったわけではなく、ただ抱きしめただけでした。 そんなことがあってから、この本を読み、抱っこすることの大切さを実感できました。保育園児と小学生児とでは発達年齢の違いがあるかもしれませんが、子どもに変わりはなく、やはり「愛しているよ!大事だよ!」と伝えてあげ続け、抱きしめてあげることは子どもの情緒を育てるためには大切なことだと思いました。 なーんだ?みなさん!元気ですか? 台風も過ぎ去り、またまた暑さが戻っていますね。 くれぐれも暑さには気をつけて、残り10日間の夏休みを楽しみましょう! では29日目の問題です! 「机やソファーを売っていそうなおひめさまってだーれだ?」 わかったかな? 答えは明日ね! 目に見えない力!「92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育て」(大川繁子 著 「実務教育出版」)より、 「子どもの発達」と聞いて、まず頭に思い浮かべるのが、「目に見える発達」でしょう。首がすわったり、歩いたり、言葉を発したり、オムツが外れたり。自転車に乗れるようになったら、字が読めるようになったり。親としても実感しやすい成長です。 もちろんこれらは大切な成長ですが、見落とされがちなのが「目に見えない発達」。ひと言で言えば、心の成長です。 自分のことが大切だと思える力(自己肯定感と言われるものです)や「自分は大丈夫だ」と思える力、最後までやり抜く力、自分を律する力。また、感謝する力、周りと協力する力、人の気持ちを汲み取る力。 こうした力は、目に見えません。点数がつけられるわけでもないし、「昨日よりもやり抜く力がついたわ」と、なかなか実感もできない。 けれどもこれらは、人間が幸せに生きるうえで、欠かせない力。「成績がいい」より、はるかに大切です。私は保育をする中で、子どもにはこうした力を身につけてほしいとずっと考えてきました。 「見えない発達」は、最近では「非認知能力」と呼ばれています。 長原小学校のめざす「3つの風船」は、まさにこの「非認知能力」です。 「自分も人も大切にする風船(力)」 「自分で考えて行動する風船(力)」 「自分からチャレンジする風船(力)」 これら3つの風船(力)は子どもたちが「自分から自分らしく」生きていくために必要な力です。「目に見えない力」だからこそ、まわりの大人はこれらの力を見ようと意識しなければなりませんし、これらの力を育てるための努力をしなければなりません。手段は人それぞれでいいんです。目的(3つの風船を膨らませること)さえぶらさなければ・・・ |
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