マズローの自己実現論信じて見守る!
?令和5年8月20日(日)夏休みコラム
「教えない授業の始め方」(山本 崇雄 著 「アルク」)より、 生徒が主体的に学び出すために、「教えない授業」では学びをリアルな社会につなげる仕掛けをします。生徒が将来、社会で自己実現したいという欲求に、教室の学びを結び付け、モチベーションに変えていくイメージです。(中略) マズローの自己実現論では「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5つの階層で理論化しました。教室では、主に「心の欲求」といわれる第3段階以降が関係してきます。まず「どの生徒も無限の可能性を秘めており、自己実現に向かって絶えず成長する」ことをぶれずに強く信じ、生徒の成長を見守りましょう。この「信じて見守る姿勢」により、生徒は安心して自主的に活動します。ですから、生徒の活動中は、他の仕事はせず生徒の活動をよく見るようにしましょう。 教室をリアルな社会につなげる前に大切なことがあります。それは、第2章でお話しした、「教室を安全・安心の場にする」ということです。マズローの自己実現論では、高次元のモチベーションを実現するためには、土台となる欲求を満たしていく必要ごあります。ですからまず教室を、失敗を可能性と捉え、多様性を認め合う場にしていくことが大切です。 「こんな自分になりたい!」と思えることは人に生まれた特権です。人しか考えないことです!目の前の子どもたちが将来の自分をイメージして、なりたい自分になることをサポートするのが、私たち教師の使命だと思っています。 教室で学ぶ子どもたちが互いの多様性を認め合い、安心して学べる空間をつくることが、学級づくりや、学校づくりには大切なことではないでしょうか? 子どもたちを信じて見守る姿勢を忘れないでいたいと思います。 なーんだ?みなさん!元気ですか? 学校閉庁日が終わり、明日からは夏休み明けの準備や研修など、学校が再開されます! 残り1週間の夏休みを楽しもうね! では31日目の問題です! 「剣道とたいこがくっついたような名前のたべものってなーんだ?」 わかったかな? 答えは明日ね! 大引越し!本日大引越しが行われました。 ここ長吉六反・長原地区は、古代の大阪のルーツとも言える遺跡が数多く発掘されており、歴史的にも国内外に注目をされている地域です。 この地域の元気なコミュニティづくり、賑わいある商店街づくりのための恒例行事がGWに行われる「古代市」です! この行事では子どもたちや地域のみなさんが「だんじり」をひいて街をねり歩きます。 これまで、長原小学校の「だんじり」は旧大和川小学校に保管されていましたが、この度旧大和川小学校の取り壊しに伴い、長原小学校に引越しすることになりました。 PTAのみなさんや地域のみなさんのご協力のもと、無事に引越しすることができました。みなさまお疲れ様でした。 今後は子どもたちの安全第一に、地域の宝物を大事に保管していきます。 みなさま引き続きともに学校をつくっていただきますようよろしくお願いします。 ふつうの罠!「すぐやるチームをつくる たった1つの考え方」(池本克之 著 「三笠書房」)より、 モラル感覚が似通っている人はいても、まったく同じ人はいません。もしいたら、気持ちが悪いくらいです。 それなのに、上司が「ふつうはこう考えるだろ」「ふつうはこう判断して行動するだろ」と文句をいうのは間違っています。逆に部下が「上はことごとく自分のやり方にダメ出しをする」と不満を抱くのも間違っています。(中略) つまり、「他人は違っていて当たり前」なのです。そんな当たり前すぎる事実を、人はときとして忘れてしまいます。 結果、何が起こるか。自身がよいとする価値観の押しつけ合いです。他人が自分の思い通りに行動しないと、たちまち「君はおかしい。ふうつ、こうするでしょ」と、言い合いになってしまうのです。(中略) 部下に上司の価値観を理解させるのは難しいので、まず上司が部下の価値観を認識することが必要です。そのうえで、上司の思い通りにやらない部下に対して、怒りやイライラをぶつける前に、「どうすればできると思う?一緒に考えよう」と提案するのです。(中略) 「一緒に考えよう」のひとことは、上下の人間関係をよくする突破口になりうるもの。さらに部下のモチベーションを上げ、成長を促すことが可能になります。 改めて「ふつう」とはなんでしょうか?よく使うこの言葉。「ふつうは〇〇」それは、あくまで基準が自分。ダイバシティの世の中がますます広がる中、「ふつうの価値観」を見直しませんか?お互いの価値観を知り合い、お互いを認め合うことから、良好な人間関係が始まる気がします。これは、大人同士だけでなく、対子どもとでも同じです。子ども一人一人の価値観を認め、大人の価値観を押しつけることなく、子ども同士をつなぐこと、子どもを信じることに徹することが大切です。 |
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