違って当たり前!「おやこのミカタ」より、木村泰子さんの言葉 Q. 異なる個性を子どもたちが受け入れるために何が必要でしょう? その子の持っているその子らしさすべてが個性です。しかし、今の学校はスーツケースのようです。形の決まった硬い入れ物に、子どもたちを詰め込もうとしています。学校が、子どもたちの個性や自分らしさを尊重せず、スーツケースにはめ込もうとするから、子どもたちが学校に行かなくなり、自分をずたずたにしてしまいます。(中略) 個性を大切にし、対等に学び合うためには、自分と他者は違っていることが当たり前なんだということを、大人が何度も口にすることが大事です。「あの子とあんたは違ってて良い。あの子に合わせんでええ。あの子はあの子。でも、あの子を否定することもいらん。あんたはあんた。あんたらしくて、それでええねん」と伝えていくこと。 でも、親は賢そうな子を見たら、「あそこの子、親のしつけができてるな。うちの子は、あいさつもせえへん」と、あっちに合わせようと思う。子どもに「あの子、ああやってあいさつできるのに、あんた何であいさつできひんの」と。この一言があの子とこの子を分断させてしまいます。その言葉が、「あいつがおるから、俺が怒られる」と、子どもが相手を恨むこともあります。子どものためにと思って言った一言が、子どもを否定して分断を生み出してしまう。だからこそ、自分の子どもを丸々、受け入れることが何よりも大切なんです。 「違いが当たり前」になることで、「受け入れる」という言葉はなくなります。「受け入れる」という時点で個性ある子どもから、その他大勢の(ふうつと呼ばれる)集団に迎え入れる構図ができあがっているからです。 人と比べないこと、その子のその子らしさは千差万別!誰もが凸凹があり、それが個性であり、そのことを互いが認め合え、支え合うことがともに生きることです。 これは、子どもも大人も同じかと!みんなが安心でき、みんなが自分らしく居ることのできる場所をみんなでつくっていきましょう! なーんだ?みなさん!元気にしていますか? 大谷翔平選手のグローブが届き出していますね!長原にはまだ来てないです! では問題です! 「どんなに走っても歩いてもついてくるものってなーんだ?」 わかったかな? 人として!大谷選手の言葉 「プレーする側としては、(ファンに)夢を与えようとか、元気を与えようみたいなものはまったく考えていないので。そう受け取ってもらえたらうれしいなあと思って毎日、頑張ってますし、そう受け取ってくれるのは、その人がそういう感覚を持っているからなので、そういう純粋な感覚があるなら、それはそれで素晴らしいことですし。野球をやっている子はとくにうまい選手を目標に頑張ると思うので、僕自身がやっばりそれに値するようなというか、目指されても問題ないような人間として今後、頑張っていきたいなと思ってますし、そうなるように子どもたちも応援しています。」 この中でも特に心に残った言葉は、 「僕自身がやっばりそれに値するようなというか、目指されても問題ないような人間」 です! 1人の野球選手の前に、1人の大人。 1人の大人の前に、1人の人(人間)。 公私ともに、人としてどう生きるかをぶれずに全うしている大谷選手がカッコ良すぎます! 私たち子どもとともに学ぶ教員にとっても、 1人の教員の前に、1人の大人。 1人の大人の前に、1人の人。 として、子どもから学ぶ、子どもと学ぶ、人として対等に生きる、 そんな自分であり続けたいです。 なーんだ?みなさん!元気ですか? では問題です! 「どんなものでも作り出すことができるたまってなーんだ?」 わかったかな? もう待ったなしです!2022年度に「心の病」で休職した公立学校の教員が、前年度比10・9%増の6539人と過去最多を更新したことが22日、文部科学省の「人事行政状況調査」で明らかになった。全教員に占める割合も0・71%で過去最高。教員不足が深刻化する中、精神疾患による病気休暇が目立っている若手教員の支援や、復職対策が求められている。(中略) 調査では、原則90日を超えて休職者となる前段の「1カ月以上の病気休暇取得者」も調べており、精神疾患が理由で1カ月以上休んだ教員(休職を含む)は前年度比11・4%増の計1万2192人。年代別でみると、20代の2・02%(3096人)が最も多く、20代教員の50人に1人が1カ月以上休んだ計算になる。 文科省は「教員不足により、いわゆる『できる教員』に仕事が集中する一方で、相談相手の中堅教員が不足しているなど複合的な要因がある」と分析。(中略) 学校では、育休や産休で年度途中に休む教員の代わりとなる臨時教員が見つからない「教員不足」が問題化している。精神疾患による休職対策も急務になる中、若手教員へのサポートを強化する自治体もある。 山形県教育委員会は23年度、新卒で採用した小学校教員に、負担が大きい学級担任を持たせない取り組みを始めた。副担任や教科担任にすることで持ちコマ数を週17コマ程度(公立小学校教員の全国平均23・3コマ)に抑えることで、空いた時間を授業準備や教材研究に充ててもらう。規模が小さい学校では新卒で担任になるが、教員免許を持つ再任用の教員経験者らを「新採教員支援員」として配置。支援員に週5〜8コマ程度任せられる。 新卒教員らが先輩教員の指導方法や保護者対応を見て学べるようになり、23年度は精神疾患による病気休暇を取得した新卒教員はゼロ(11月時点)になったという。県教委教職員課の担当者は「教員は1年目から学級担任を持つのが当たり前だったが、特別支援が必要な子の増加や保護者対応など仕事が複雑、多様化している。以前より若手教員を丁寧に育てる必要がある」と話した。 昨今は子どもだけでなく、大人も学校現場では悲鳴をあげています。教員の働き方改革は急務だと言われています。文科省もその対策に専科教員を増やすなどの人的支援を打ち出しました。 しかし、文科省や教育委員会に責任をなすりつけたり、おんぶに抱っこになったりしている場合ではありません。学校改革は内からの改革しかありません。 山形県教育委員会の取り組みにもあるように、「1人で子どもを担当する時代」はもう終わりを迎えています。これからは、すべての大人でチームを組んで、すべての大人ですべての子どもを見守る組織を構築しなければなりません。教科担当制を最大限に活用して、できるだけたくさんの大人が子どもに関わる体制にシフトチェンジです!そうすることで、子どものみならず、大人の働き方にも余裕とゆとりが生まれ、働く環境改善につながり、大人がいきいきできる学校づくりになるのです! さあ!もう待ったなしです! |
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