非認知能力とは?「2020年からの教師問題(石川一郎 著ベスト新書)」より、 最後に、メンタリティに問題がある教師ほど忘れてはいけないことをあげておきます。それは、生徒にとって学校生活は人生の一部でしかない、ということです。 決して、ゴールは学校生活にあるわけではないのです。 生徒は学校を出た後に、社会に出ていきます。そのための準備を学校生活の中で行っているのです。学校で教わっていることは、その後の人生で役に立つことであるべきです。 今までの教育は、学校にいる間だけ役に立つことが、多かったのではないでしょうか。 今後は、移り変わりの激しい社会を生きていく生徒たちにとって真に必要なものは何か、という問いに、教師は立ち向かうべきです。 これからの先の読めない時代、変化が激しい時代に必要な力とは、「目に見える力」よりも「目に見えない力」です。つまり、「非認知能力」と呼ばれるものです。 非認知能力とは、積極性や粘り強さ、リーダーシップやモチベーションの高さといった数値では図りにくい能力のことです。社会情緒的スキルともいわれ、社会人にとっての「世渡り力」に通じるものです。個人の人生に大きく影響し、将来の成功につながる能力であるとされ、昨今は非認知能力を高める教育への関心が高まっています。 それを長原小学校では子どものめざす「3つの力」(「3つの風船」)と呼んでいます。 「自分も人も大切にする力」 「自分で考え、行動する力」 「自分からチャレンジする力」 「みんな同じ」から「個を尊重する」へ 「教師主体」から「子ども主体」へ 学校教育は進化せねばなりません! 長原タイムのめざすもの!新学習指導要領では「学びに向かう力」について、以下のように述べられている。 「(学びに向かう力・人間性等)言葉を通じて、社会や文化を創造しようとする態度、自分のものの見方や考え方を広げ深めようとする態度、集団としての考えを発展・深化させようとする態度、心を豊かにしようとする態度、自己や他者を尊重しようとする態度、自分の感情をコントロールして学びに向かう態度、言語文化の担い手としての自覚が挙げられる。」 この学びに向かう力として、重要なのが「協力する態度」である。 以前放送されたNHKドキュメンタリー人類誕生の番組で、現代人の祖先であるホモ・サピエンスが生き延びたのは、協力したからだという話がありました。ネアンデルタール人のほうが、ホモ・サピエンスよりも、はるかに知力・体力ともに勝っていたにも関わらず、滅びてしまったのは、彼らは数人の小集団でしか生活しなかったからだと言われます。ホモ・サピエンスは、体も華奢で弱い人種であったために、みんなで協力するしか生きる手立てがなかったからだと言われます。 つまり協力することは、生きるために必須の態度であると同時に、それは学びにとって本質的な力を生み出すと言えます。 自分一人ではなく、他の仲間がいて、協働すること、対話すること、協力すること、が学習効果を高めることなのです。 だからこそ、みんなが同じ空間で、お互いのことを知り合いながら「自分も人も大切」にし、「自分で考えて行動」し、「自分からチャレンジ」することが大切なのです! 「長原タイム」を「3つの力」を高める大切な時間にしていきます! なーんだ?みなさん、元気ですか? 新しい学年はどうですか? これからの1年をワクワクにしようね! では問題です! 「北の反対の食べ物は?」 わかったかな? 答えは校長室前でね! 安全と安心!今年度最初の地区別集団下校を行いました。 1年生の教室にはリーダーのみんながお迎えに行きます。リーダーのみなさんが優しくエスコートすることで1年生の子どもたちも安心した様子でした。 各教室では、集団登校の様子や時刻の確認などを話し合いました。また、危険な場所がないか?困っていることはないか?などリーダーを中心に対話しました。 今後のもしもの時に、今日の学びが活かされること、また日頃の登下校が安全にできることをみんなで確認できました。 サポーターのみなさまも、「できる人ができる時に無理なく楽しく」を合言葉に、登下校中の見守りをよろしくお願いします。 遊びは学び!少し汗ばむくらいの陽気の中、子どもたちが虫などの生き物探しをしています。 子どもたちの素晴らしいところは、どんなことにも発見と感動があることです。そして、遊びから学びを見つけることです! 子どもにとって遊びや日々の生活の全てが学びです! 「遊び」や「生活」は子どもにとって探究の宝庫です! 遊びや生活の中で、発見すること、体を動かすこと、創造すること、困難を乗り越えること、人と関わることが、主体的に学び続けることにつながります。 ? 子どもにとって大切な「『遊び』は『学び』」?という考え方を、サポーターのみなさんもぜひ知っていただき、学校でも家庭でも、「遊びや生活の中に学びがあること」をともに共有したいです! |
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