今回の校長室の窓は、中泉尾小学校の教育基本計画のお話です。
本校では、「みんななかよく よくかんがえて きっとやりぬく」という学校創設以来の教育理念があります。
創設以来、大切にしてきた教育理念をもとに、めざす子ども像を昨年度と同様に「豊かな心を持ち、未来に向かってたくましく生きる子どもを育てる」としました。
重点課題に迫るための具体的方策と令和6年度に特色ある教育活動と位置付けて実施する内容についても、昨年度と同じです。
今年度、私が校長として付け加えたのは、「つらいときにつらいと伝える」と「わからないときにわからないと伝える」という子どもの姿です。しんどいときや落ち込んだときに、つらいと伝えられる子。勉強が難しかったり、運動がうまくできなかったりしたときに、わからないと伝えられる子。
大人でもそうですが、「つらい」とか「わからない」と伝えることに対して抵抗があったり、勇気が必要だったりする場合があります。私もなかなか伝えることができないときがあります。子どもたちの中にも、同じように感じている子がいるかもしれません。
つらいときにつらいと伝えられる子になってほしい。わからないときにわからないと伝えられる子になってほしい。そして、その表現に対して寄り添える大人や教職員や子どもであってほしいと願っています。
中泉尾小学校では、これからも一人一人の子どもに寄り添い、心と体と命を大切にする人権教育に取り組みます。保護者と地域の皆様の本校教育活動へのご理解とご協力をお願いいたします。
中泉尾小学校 校長 辻 信行