先生たちが自由になれば、子どもの学びは変化する本校と学校改革の伴走をしていただいている「先生の幸せ研究所」の代表である澤田真由美さんのインタビュー記事より、 改革を進めるときに欠かせないのが、「組織には見えやすい部分と見えにくい部分の両方がある」と理解することです。見えやすい部分とは、制度や時間割、環境設定などです。見えにくい部分は、教職員それぞれの思い込みや組織風土、個人のモチベーションなどです。他の学校が改革に成功した事例があると、同じ取り組みをそのまま導入しがちですが、それでは上手くいきません。組織ごとに目に見えにくい部分の課題が違うからです。 私たちコンサルタントは、組織ごとの課題をメタ認知して、プロジェクトの実行を進めるペースメーカーとして関わったり、壁打ち相手になったりすることもあります。組織にいる立場では言いにくいことも、外部の人間であれば「やってみましょう」と言える部分もあります。そんな風に、組織開発を進めていくための程よいプレッシャーを与えることが役割だと思っています。 学校教育では、探究的な学びやプロジェクト学習が重要だと言われていますが、学校内で先生がクリエイティビティを発揮しにくい状況になっているという相談がとても多いです。それと同時に、これまで聞いてきた先生たちの話からは、「もっと自由にやりたい」と思っている方が多いことにも気づきました。 先生たちが「本当にやりたい」と思っていることを学校の中で実現できれば、子どもたちの学びは変化していくと思っています。実際に、教職員間で体験した話し合いやプロジェクトの進め方を、教室内で子どもたちを対象にやってみた先生もいました。すると、子どもたちからはどんどんアイデアが出てきたそうです。 先生たちには、学校の中で自由と可能性を感じてほしいと思っています。私は、それを実現するための手段として、学校コンサルティングや講演活動を行っています。まずは先生たち同士が何でも言える関係でわくわくと学校をつくっていくこと。その変化を、子どもたちの学びの変革につなげていきたいと思っています。 長原小学校の改革には、この「先生の幸せ研究所」のみなさんとの学びが大きく反映しています。澤田さんのおっしゃる通り、「先生たち同士が何でも言える関係でわくわくと学校をつくること」これこそが、本校のめざす学校の一丁目一番地です。「やらねばならない研究からやりたい研究へ」もまさに、先生の自由を尊重する学びの改革です。 「大人が変われば、子どもは変わる」 子どもたちにとっていきいきできる環境は、まずは大人がつくるのです。 なーんだ?みなさん!元気ですか? 梅雨ももうすぐ終わりますね。 さあ!1学期もあと3日ですね。最後まで元気でがんばろうね! では問題です! 「朝起きて家を出るまでの間に出てくるカエルってなーんだ?」 わかったかな? 答えは校長室前でね! あきらめない気持ち!写生会で描き続けている神社の絵画がそろそろ完成を迎えています。 子どもたちは軽快なBGMの中、集中して筆を走らせていました。シーンとする場面ももちろん必要ですが、時として、気分を上げる心地よい音楽の効果は、脳科学的にも証明されています。いずれにせよ、自分の作品を最後まで、粘り強く、描き切ること!あきらめない気持ちやくじけない気持ちといった「レジリエンス力」が大切になります。 がんばれ!リーダー! 無限大!子どもたちは、それぞれの課題にチャレンジしています。 お祭りの準備をする子ども!景品のシールづくりをする子ども!タイピングにチャレンジする子ども! なかでも、タイピングの腕前は大人を凌駕していました!目にも止まらぬ速さに驚きました! 子どもの可能性は無限大ですね! 寄り添い考える後半は場所を教室に移動して、一緒に楽しみました。 「みんなは石原先生と巻川先生をどうやって見分けますか?」 「顔!」 「じゃあ、目の見えない人ばどうやって人を見分けますか?」 「声で!」 「そうだよね!じゃあみんな目隠しして、誰の声か当ててね!」 と、子どもたちとやり取りしながら、見える!見えない!の違いを体感しました。 また、ゲーム黒ひげ一発を使って、楽しみました。ただし、目隠ししたままでします。見えない状態ではどう感じるのか?をこれまた体感する子どもたち。 さらに、音当てゲーム機の遊びでは、ますます大盛り上がりでした。 見えることが当たり前な毎日を過ごす中で、見えない人の気持ちに少しでも寄り添え、違いを知り、ちがいを認め合うことができればと思います。 |
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