特別授業 サイエンス・ショー(1)「『あれっ、どうして』を大切にしよう」2時間目が終わって休み時間になると、全学年の児童がワクワクした表情で講堂に集まりました。今から始まるのは、十三小学校で初めての『サイエンス・ショー』です。 サイエンス・ショーをしてくださるのは、大阪成蹊大学の福岡亮治先生です。福岡先生のご専門は理科に関する教育学で、ゼミの学生さんが十三小学校でインターン研修や教育実習をしているつながりで、特別授業をプレゼントしていただけることになりました。また、福岡先生は関西の某有名テレビ番組にも数多く出演されており、その際には困っている探偵さんを理科の知識と科学の力でお助けしているそうです。 サイエンス・ショーのオープニングは、不思議なタオルで始まりました。目の高さに持ち上げたタオルを、息で「ふっ」と吹くとタオルが揺れます。ところが、福岡先生が横を向いて吹いてもタオルがユラユラ、上を向いて吹いてもタオルがユラユラと揺れるのです。子ども達は「えーっ!」と驚くやら、「なんで?」と不思議がるやら。 福岡先生は、「理科では、今の『えーっ』とか『なんでやろ』っていう不思議やなと思うことが大切です。そこから、もっと知りたいな、実験して確かめたいなという気持ちが生まれてきます。」と、ショーの始めに教えてくださいました。 1年生 道徳科研究授業「よい『問い返し』について考えよう」(4)続けて、授業を展開させるために大切な『問い返し』について、龍神先生とともにあらためて考えました。「問い返しには教師の意図があること」、「どういった問い返しが良いのか」、「問い返すことで児童の思考になにが起こるのか」、そして「周りの児童と共有するための問い返しとは」。龍神先生からは多くの実践経験を例にあげながら、わかりやすく指導法についてアドバイスをいただきました。 浦先生からは、今回の教材が含まれる「感動、畏敬の念」という内容項目が、指導が難しい分野であることを教えていただきました。また、1年生の子ども達が引き込まれるアイデアと仕掛けが、授業者によって多く用意されていたことを褒めていただきました。 スクールアドバイザーの吉田先生は、「ユニバーサル・デザインの視点を持って、授業づくりに取り組むことが大切です。3年間、十三小学校の先生方と共に道徳科の研究に携われて楽しかったです。」と、嬉しいお言葉をいただきました。 1年生 道徳科研究授業「研究授業をふりかえって」(3)まずは授業者が、授業づくりで工夫したことや悩んだこと、実際に授業をしての児童の反応などをふりかえって話しました。 グループに分かれての討議では、教科書の取り扱いや教材の提示の仕方、また児童が発表をするときのスタイルなど、活発な議論がされました。 1年生 道徳科研究授業「すてきな ものを みつけよう」(2)最後は一人ずつ教室の前に出て、マイクのついたヘッドセットを着けての報告会です。 「ほうこくします。わたしの見つけた すてきなものは、にじ です。」 「わたしの見つけた すてきなものは、大きなすべりだい です。」 「夕日で くもが オレンジいろに なっていました。」 船員さんが報告すると、素敵なものが描かれた報告書を担任の先生が黒板に並べて掲示していきます。授業が終わったときには、黒板いっぱいに素敵なものがあふれていました。 1年生 道徳科研究授業「すてきな ものを みつけよう」(1)本校の3年に渡る道徳科の研究で、最後を飾るのは1年生の研究授業です。1年生の子ども達にとって研究授業は初めて。学校中の先生が授業を見に来るというので、朝からウキウキとした様子でした。給食を食べてお昼休みになった頃からは、教室の方から明るい声がたくさん聞こえてきました。 今回、1年生が研究授業で取り組んだのは、『うちゅうせんに のって』という教材です。宇宙船に乗って青い星(地球)にやってきた3人の船員さんたちが、その星にある素敵な場所やものを見つけて船長さんに報告します。地球の素敵な場所として報告されたのは、きれいなサンゴとカラフルな魚が泳ぐ青くすんだ沖縄の海、お花畑の向こうに高くそびえる富士山、宝石のようにキラキラと光る神戸の夜景です。そして、素敵なものは、素敵な本を読んでドキドキしている子どもの様子でした。素敵な場所やものにふれた人が目を輝かせるのは、「美しいもの」に出会ったからだと気づくお話です。 授業では担任の先生が船長さん、1年生の子ども達が船員さんになって、3つのモニターに大きく映し出された場所やものを見て、素敵だなと思ったことを報告しました。 |
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