立派なシアタールームもあってびっくりしました。環境問題についてのアニメ映像は子どもたちにもとてもわかりやすく、今後はみんなが地球規模で考えて取り組んでいかなければいけないことがよくわかりました。画面を見ながら環境クイズにも答えることができ、子どもたちは喜んで正解ボタンを押していました。充実した中身も盛りだくさんの社会見学でした。今日の社会見学で学んだことを、ぜひ学校での学習に役立ててほしいと思います。

中央制御室では24時間体制で工場全体を常に集中管理していて、人がいない時間帯はないということでした。ごみ収集車が出入りしてごみピット（集められたごみを溜める場所）にごみを捨てている場面を見て、子どもたちは『車ごと落ちたりしないのかなぁ』と心配していました。ストッパーシステムが取り付けられていて安全だそうです。よかったです。その他にも積極的に質問している子どもたちの姿がたくさん見られました。どの見学コーナーでも子どもたちは興味関心をもって熱心に見学していました。

工場の方に『なぜごみを燃やすのか』と聞かれても、子どもたちはなかなかすぐには答えられません。［ごみの量を大幅に減らすため］［衛生上の問題からバイ菌や匂いなどの発生を防ぐため］…などの理由について教えてもらいました。その他にも焼却された灰は埋め立て地に運んだり、排ガスや排水は安全なレベルまできれいにしてから排出していることも教えてもらいました。ごみを燃やす温度は約900℃にもなるそうで、その熱もエネルギーに変えて、それを利用して電気も作っているということでした。子どもたちはしっかりと話を聞いていました。

工場内は見学コースが定められていて、ガラス越しに見学することができました。ものすごく大きくて広いごみピット（集められたごみを溜める場所）に入れられたごみを、巨大なクレーンでつかみ取る様子に『まるで怪物UFOキャッチャーや！』と子どもたちは驚きの声をあげていました。わざわざ子どもたちの目の前までごみを吊り下げてくれるデモンストレーションもしてくれました。時間の都合上一部の子になりましたが、クレーンの模擬操作もさせてもらいました。本物のクレーン操作は免許がいるそうです。

午前中に、４年生の子どもたちが同じ東淀川区の南江口にある［東淀焼却工場］に社会見学に行ってきました。30分くらい歩きましたが、天気もよく気持ちよかったです。工場内はとても清潔で見学施設が整備されていました。子どもたちはまず会議室で、東淀焼却工場の施設の説明映像を見たり、ごみの話などを聞いたりしました。［町がごみだらけになってしまったら］［もしもごみを誰も集めなかったら］…どうなってしまうのだろうか、みんなで考えました。３Ｒ（リデュース・リユース・リサイクル）についても改めて教えてもらいました。