「空気を読む」ということ・・・
- 公開日
- 2015/11/30
- 更新日
- 2015/11/30
校長室から
11月30日
みなさん、「空気を読む」という言葉を知っていますか。
意味は、場の雰囲気や状況を見て、その場で自分が何をしたらいいのか、相手のしてほしいこと・してほしくないことを考えて判断するということです。
この「空気を読む」というのは、日本独特の文化だそうです。西洋文化にはないそうです。「空気を読む」ことが当たり前ではない西洋の人たちは、普段から自分の思いや考えをきちん言葉で伝えることは当たり前です。幼い時から話し合いをして活発に意見を出し合い、物事を決めていく習慣が身に付いています。日本人はどうでしょうか。みなさんは話し合いが上手にできますか。
そんな日本の文化とも言える「空気を読む」ということの良い所は、相手は今、こう考えているだろうな、だから自分はこうしてあげようという、相手を気遣って行動に移すことで、お互いに気持ち良く過ごすことができる。争いを起こさずにコミュニケーションをスムーズにするというところです。和の心ですね。
ところが悪い面もあります。せっかくしてあげたのに、伝わらない時があることです。いいと思ってしてあげたのに相手に伝わらない、わかってくれないともめごとになったりします。
そこで、みなさんにはぜひ、「空気を読む」ことだけに頼らず、自分の思いや考えをきちんと言葉にして相手に伝える習慣を身に付けてほしいのです。
友だちとの会話や、先生との話、お家の人との会話でもです。こんなこと言わなくてもわかってくれるだろうではなく、きちんと言葉に出して相手に伝える力をつけてください。とても大切なことです。