大阪市立堀川小学校

今週は「給食週間」です

公開日
2016/01/25
更新日
2016/01/25

校長室から

1月25日
 1分間に28人(1日にすると40,000人)、さて何のことでしょうか。実は、この地球上で食べ物がなく餓死している人の数です。1分間に28人ですよ。どうにかならないのでしょうか。
 皆さんは、好き嫌いせず、毎日の給食を感謝していただいていますか。
 さて、今日なぜ、こんな話をしたかと言うと、今週の1月25日〜30日に給食週間があるからです。この給食週間は、戦後の食糧難による児童の栄養状態の悪化を受け、アメリカのアジア救済団体の物資寄贈を受けて、給食が昭和21年12月24日に再開されたことから始まりました。12月24日にすると冬休みになるので1カ月ずらせて実施したことが始まりです。
 この堀川小学校では、8名の給食調理員さんが毎日約640人分の給食を作ってくださっています。640食ですよ。すごいですね。
 おいしくなるように、毎朝、調理の手順を話し合ったり、材料を機械で切らないで手で切ったりして、心をこめて作ってくださっています。
 さて、みなさん「いただきます」という言葉は、どんな時に使いますか?そうです。食事をする前、学校では給食を食べる時に言いますね。
 私たちの命の糧である食べ物をいただく時、食べる前に「いただきます」と言いますね。私たちは、食べ物をとらないと健康な体を作れませんし、体を動かすエネルギーも作れません。つまり食べ物をとらないでいると死んでしまいます。
 この「いただきます」という言葉には、「食べ物のもとになった全ての命を、ありがたくいただきます」という意味が込められています。つまり、私たち人間は、毎日、お米(イネ)やパン(小麦)、肉(ニワトリや豚や牛)、魚、いろいろな野菜など生きていた多くの命をいただくことによって生きていけるのです。そうした多くの命に支えられていることに感謝する気持ちを込めて「命をいただきます」ことから「いただきます」という言葉はうまれました。だから、「いただきます」の時は手を合わせますね。
 私たちは、こうした多くの命と心をこめた人の力で、毎日おいしい給食をいただいています。皆さんも感謝する心を忘れずもち続けてほしいと思います。これでお話を終わります。