わくわく豊崎

1月17日 「へいわってすてきだね」〜朗読・合唱を聴こう〜 【6年生】

公開日
2015/01/17
更新日
2015/01/17

わくわく豊崎

「へいわってすてきだね」(朗読)

「沖縄と聞いて,何を思い浮かべますか?」
 子どもたちは,
「ハイビスカス・シーサー・暖かい島…。」
など南国で平和なことを思い浮かべたようです。

「沖縄は太平洋戦争で戦場になった土地です。平和について考えましょう。」

 沖縄は太平洋戦争で数多の方々が亡くなった戦場です。毎年6月に戦没者の方々の追悼式が行われます。追悼式では,自分の作った詩を読みます。その追悼式で与那国島の6歳の子どもが書いた詩に感銘を受けた絵本作家がいます。
 大阪市北区在住の長谷川義史さんです。長谷川さんが絵本にまとめるに至った経緯についても教えてももらいました。この絵本は,昨年の絵本大賞の第一位になったものです。

 内部先生による朗読が始まりました。

 子どもたちは,内部先生の優しく,力強く語りかける声に耳を傾け,絵本のイラストをじっと見つめていました。

 朗読の後,
「自分が守りたいものは何ですか?目を閉じて,イメージをしましょう。」
と,問いかけました。
「平和ならば,これが守れる。戦争をすればこれが奪われます。平和が続くように,みんなができることを頑張ってくれるように願っています。」

「たぬきの糸車」(合唱)
 歌・語りからその世界を想像し,時にはリズムに体を揺らしながら聴いていました。

質問タイム
 戦争当時のことを教えていただきました。
「この時代は遊ぶことが難しい時代でした。本はよく読みました。」
「食べ物がなく,配給された少しのお米で30日間過ごさないといけない。月に2〜3回,魚か野菜がもらえるかどうか。」

 内部先生は次のように話されました。
「戦争が終わって70年。だんだん戦争当時を知る人は減ってきています。もし,近くに戦争を知る人がいたら,話を聞いてみてください。」

 地域の方はこのようにも話されました。
「なぜ,あのとき戦争に反対しなかったのだろう。でも,反対できるような時代ではありませんでした。今後は,反対しなければならない。」

 これからもずっと平和が続くように,平和な時代をみんなでつくっていきましょう。  内部先生,ならびに地域の皆様,ありがとうございました。