1月23日 「能楽体験(2)〜仕舞の稽古〜」 【4年生】
- 公開日
- 2015/01/23
- 更新日
- 2015/01/23
わくわく豊崎
みんなで「高砂」の謡を謡いました。
「間を開けるところに気をつけて,お腹から声を出すようにしましょう。」
五・七・五…になっているところに間を開けて謡います。
能楽で使う太鼓のリズムをとりました。このリズムで謡を謡います。
立つとき,すり足で歩くときは,
◎頭,肩,腰を動かさず,手をぶらぶらさせない。
◎まっすぐ前を見る。
ことが大切です。
扇子を頭の上に置いて,すり足の稽古をしました。
続いて,「老松」の仕舞の舞い方です。能舞台の柱の名前も教えていただき,柱があるイメージで正方形の舞台を大きく舞うことが大切なことを学びました。
扇子を広げ,一人ずつ仕舞を順番に舞いました。
「前を向く!」
「動くときは,ドンドン歩かない。」
「まっすぐ向いて,スーっと歩く。」
「顔をキョロキョロさせない。姿勢をよく!!」
「お扇子は両手で持つ!」
山本先生から厳しい指導が入ります。頭が真っ白になって,どうしてよいかわからず,思わず涙を浮かべる子どもも…。
休憩時間に,自主練習する子どもたち。わからないところは,友だちどうしで仕舞の所作を確認します。
順番が来るまでに,友だちの動きや,その時々の山本先生の言葉をしっかりと聴いている子どもは,上達が速いです。
「能の練習では,人のお稽古のようすを見て,まねて学ぶ。これが大事!」
「自分がやっていないときは,人がやっているのを見て学ぶこと。これは学校でも同じです。」
など,山本先生の言葉から稽古の厳しさを感じたのではないでしょうか。
「扇子を広げる・持つ・たたむ練習をしておきましょう。」
と宿題をいただきました。お借りしている扇子で練習しておきましょう。
次回からは,切度口から能舞台への出て行き方や所作の作法なども教えていただきます。
「ありがとうございました。」と礼ををて,本日の稽古を終えました。