栓をして空気を閉じ込めた丸底フラスコを湯であたためると，栓が飛びました。栓が上になるようにしていたので，「あたためた空気が上に行って栓を押した」と考えている子どもがいました。
今日は栓をした丸底フラスコの口を下や横に向けて温めてみました。
「（丸底フラスコの口を下や横にして）栓をした丸底フラスコを温めたとき，栓はどうなるかな？」
と問いかけました。
「栓は飛ぶと思う。」
「飛ばないと思う。」
意見が分かれました。昨日うまく栓が飛ばなかった班もあり，内心どきどきしながら実験してみると…
「ポンっ！」という音とともに，勢いよく栓が飛びました。
「うわぁっ！」
空気はあたためられると，上方向にだけ行くのではないことがわかりました。
次に，せっけんの膜をはった試験管やマヨネーズの容器，栓をした注射器をお湯や氷水につけたときに，容器（膜）がどのように変化するか，予想をたててから実験しました。
せっけん膜をはった試験管は，温めるとまくがみるみる膨らみ，冷やすと平らになると予想していました。が，予想に反してせっけんの膜が試験管の中まで入り込むようすが観察できました。
注射器は，はじめの目盛りを読んでおきました。お湯につけて温めると…ゆっくりとピストンが動き，中の空気の体積が増えるのがわかりました。
「先生，来て来て！」
「すごい！」
「ほんとだ。ピストンが動いていくのがわかるね。」
次に，氷水に入れて冷やすと，ピストンがゆっくりと動いて，注射器の中の空気の体積が小さくなるのがわかりました。
今日の実験から，とじこめた空気はあたためると体積が大きくなり，冷やすと体積が小さくなることがわかりました。
子どもたちは，とてもいきいきした表情で実験に取り組んでいました。予想や結果，実験からわかることを書くときも，現象が起きる理由について，わかりやすく表現できていました。
来週の実験も楽しみですね♪
