学校日記

算数「平均」の学習で計算の壁に苦労する6年生

公開日
2026/09/15
更新日
2026/09/15

お知らせ

 小学校の算数で習う「平均」は、「たくさんのばらばらなデータを一言で表すと◯◯です」という社会に出ても、実生活でも役立つデータ処理の仕方を学ぶことができるおもしろい単元です。まずは、データを全部足していくという地味な計算をしなければなりません。子どもたちは、どのチームが勝ったのかを知りたいから、この面倒な計算をコツコツとやります。1回でも間違えると正しい答えは出ません。結果を知りたいという気持ちと算数特有の「面倒くささ」とが葛藤します。平均という考え方を使えるようになるとテストのクラス平均点や、一週間の平均気温など、いろんなことが数字で説明出来るようになります。

 社会に出ても「1日あたり何個売れるか」を予測して商品の仕入れ量を決めるなど実践的に活用されています。

平均を学ぶもう一つのおもしろさは、「平均値が必ずしも『ふつう』を表すとは限らない」と気づくことです。例えば、A村の10人の住民の平均年収を求める時、1人が年収1億円で残りの9人の年収が0円だったら、A村の住民の平均年収は1000万円となり、実態とかけ離れてしまいます。極端に高い数値が1つ混ざっていると、平均値全体が大きく引っ張られてしまうことやその場合は「中央値」を使うことなどを知って、物事を数値化する面白さを味わいます。「平均待ち時間」なども「本当にそれが実体に近い数値なのか?」と疑う思考力(統計的リテラシー)を養えるのが、この6年生の「平均」です。