本の紹介 内館牧子「リトルボーイ・リトルガール」講談社文庫
- 公開日
- 2015/05/29
- 更新日
- 2015/05/29
私からの提案
6年生の修学旅行が近づいてきました。
広島での平和学習を予定しています。
今年は、戦後70年の節目の年です。皆さんには、戦争のことを学んでほしいと思っています。
「リトルボーイ」とは広島に投下された原爆の通称です。
「リトルガール」とは、12歳の主人公「あきえ」
彼女は、地元の安芸高等女学校に憧れて、難関を突破して合格を果たします。
晴れて入学し、担任の家庭科の先生との出会い、心の交流が始まります。
この女学校の特色は、夏の制服を自分で縫うのです。
この取り組みに子どもたちはワクワクさせていきます。
戦時中は、いろいろなことを我慢しなければなりません。
白い制服は、黒い制服になり、少女たちの夢を叶えることはできません。
そんな中でも、小さな喜びを見つけていきます。
しかし、あの8月6日の朝がやってきます。
戦争は、彼女たちの夢も生命も消してしまうのです。
ぜひ、広島へ行く前によんでほしい一冊です。
ただ、この本は絶版になっているようです。図書館で見つけてください。