学習について感じること・・・・生活の中の算数
- 公開日
- 2013/11/02
- 更新日
- 2013/11/22
私からの提案
全国学力・学習状況調査の結果が出て2か月余りになります。梅香小学校でも10月から漢字学習をはじめました。さて、今日は少し算数のお話をさせていただきます。今回の調査で基礎的な四則計算(+、−、×、÷)の混じった問題にミスが多くありました。これは、繰り返しドリル学習するしか、習得の方法はありません。では、どうすれば確実に習得できるのでしょうか。1つの例として毎日の生活の中の算数的な要素を利用してはどうでしょうか?例えば、低学年ならば、お風呂に入った時、湯船につかりながら数を数えます。百以上の大きな数になると十分に唱えることが難しくなります。次の回に、2とびで数えたり、3とびで数えてみます。これは、九九の基礎となります。家族で双六をして遊びます。その時には、サイコロを3つにしてプレイします。即座に3つのサイの目を足すことはたし算のトレーニングには最適です。中学年では、双六のサイコロはぜひ手作りにしてはどうでしょうか。サイコロをつくる時に、展開図を書きます。立体を平面図に書くことは立体のイメージ作りにぴったりです。お店におつかいに行くときには、100gあたりの値段から必要な量を買うとどれぐらいかかるのかをおおよその見当をつけながら買い物をします。これは、高学年の比例の学習につながります。高学年になると、こんどは買い物に行ったときに、ミカン8個1袋398円ならば1個当たりいくらかを出して、どの店が一番安いかを考えます。ギョウザ1人前6個200円という値段が、店で食べるのと、冷凍食品で買うのはどちらが得かなど考えるのは楽しい作業だと思います。しかしながら、生活の中の算数的要素を活用するには、保護者の協力が何よりも必要です。子どもたちにそういった機会を作ってあげなくてはなりません。また、一緒に考えてあげなくてはなりません。そういう時間的余裕を大人が作り、子どもと対話しながら生活していただくことをお願いしたいと思います。また次回今度は国語編でお話しします。