がまんすること・がまんしないこと
- 公開日
- 2014/06/26
- 更新日
- 2014/06/26
私からの提案
最近、職員室へこんな訴えをする子どもがよくいます。
子ども「先生、休み時間からおなかが痛いのですが・・・・」
私「いつ、そうなったの?」
子ども「2時間目の休み時間です。」
私「今は、何の時間?」
子ども「給食の準備の時間です。」
みなさんはどう感じられますか?
この子どもは、痛さを忘れるぐらい、学習や活動に集中していたのかもしれません。
ふと気づくと、おなかがいたかったのかもしれません。
でも、職員室へ訴えにきたのは2時間近くたってです。
しかも、給食の準備は学級全員で協力しなければなりません。
この子どもに、集団への責任性があったら、給食を食べて、昼休みの時間に保健室へ行くはずです。自分のやりたいことがあるときには、がまんできるけれど、自分がしたくないことをしなければならないときには、がまんできないように見えるのです。
このようなことは、みなさんのご家庭でもよくあることではないでしょうか?
そこで、私はこの子どもにこう言いました。
「給食を食べて、それでも痛かったら、昼休みもう一度職員室にきなさい。」
放課後、玄関でこの子どもにもう一度聞きました。
私「おなかが痛いのはどうなりましたか?」
子ども「給食を食べたら治りました。」
こんなことがよくあります。