全校朝会 校長講話 「掃除をすると・・・。」
- 公開日
- 2016/12/19
- 更新日
- 2016/12/19
お知らせ
先日、オリンピック選手を何人も育てている水泳のコーチに会いました。そのコーチがまだ、若かったころ、選手に一日1万メートルを超える練習を行い、試合に参加させていたのですが、本番の試合になると、どの選手も日ごろの実力が発揮できず、予選落ちしてしまうので、とても悩んだそうです。
そのコーチは、先輩から練習も大切だけれど、心を磨くことが、もっと大事だと言われ有名なお坊さんを紹介してもらったそうです。そのお坊さんは、「見えない心を磨くには、見えるものを磨きなさい」と言って、選手たちに徹底的に掃除をさせるように言いました。「掃除をすれば、心がすがすがしくなる。特に人のいやがるところを掃除すれば、心が磨かれるものだ」とも言いました。コーチは、そのことを選手たちに伝え、プールサイド、トイレ、プールの周り、建物の周りを徹底的に掃除しました。最初は、いやいや掃除をしていた選手たちも、日がたつうちに、掃除をすれば、気分がすがすがしくなり、毎日の厳しい練習にも身が入るようになりました。そうしているうちに、試合でも実力を発揮するようになったそうです。
この話は、みなさんにも当てはまると思っています。「身の回りの片づけや整理せいとんをきちんとしよう」が先週の目標でしたが、できましたか。この片づけや整理せいとんとともに大事な事があります。今お話をした掃除にも力を入れてください。たかが、掃除。されど掃除です。掃除と成績、何の関係があるのかと思っている人がいるかもしれませんが、生活態度と成績は大変関係があります。掃除は、徹底して物事をする心と気づく心を育んでくれます。
2学期登校してくる日数は、今日を入れて4日間です。学校内の担当箇所の掃除を徹底してやってみてください。また、年末は、お家の人も家の中や外の掃除に力を入れるはずです。お家に帰ったら、任された場所の掃除を徹底的にやってみてください。みなさん一人一人の心に必ず変化が起こるはずです。今お話した選手たちのように、すがすがしい気持ちになり、学習や運動に積極的、意欲的に取り組めるようになるはずです。