「西区学校保健協議会大会」が開催されました!
- 公開日
- 2024/11/26
- 更新日
- 2024/11/26
お知らせ
11月25日(月)、西区民センターを会場に、令和6年度 西区「学校保健協議会大会」が開催されました。会長挨拶、顧問祝辞に続いて、講演がありました。
ご講演いただいたのは、桃山学院教育大学教授 教職センター長 村上 佳司 様です。演題は「学校における危機管理の推進」です。
最初に、「新たな社会的課題に対する危機管理」として、「新型コロウイルス感染拡大の影響による課題」「海外情勢の影響による課題」「AI時代に突入による課題」があげられ、これまで以上に多角的な視点で危機管理に対する感覚の醸成が不可欠とお話しされました。2つめに、「安心安全を脅かす要因と予防・対策」についてお話しされました。3つめと4つめにお話しされた「能登半島地震のインタビュー調査報告」「震災時における避難所の課題:は、珠洲市と七尾市の方へのインタビューをもとに、現状と課題を明確にしたうえで、新たな提案もされました。南海トラフ地震が起こるであろうと言われている中で、非常に参考になったと思います。最後にお話しされた「持続可能な安全な社会の構築をめざした危機管理」の中では、18歳意識調査の結果が先進国6か国の中で、どの項目も日本が非常に低かったことが、強く印象に残りました。意識調査の内容は、次の通りです。「自分は大人だと思う」「自分は責任がある社会の一員だと思う」「自分の行動で、国や社会を変えられると思う」「国や社会に役立つことをしたいと思う」「慈善活動のために寄付をしたい」「ボランティア活動の参加したい」これからの社会を担う子どもたちの意識を、どう高めるかが課題となっているのかなと感じました。講演の最後には、「ウエルビーイング(幸福:身体的・精神的・社会的に良好な状態)」の達成のためには、「自分で考えて、判断し、責任を持って行動できる能力や態度」の育成が大切だと結ばれました。