『磯路の子』創刊号 到着!
- 公開日
- 2021/03/18
- 更新日
- 2021/03/18
お知らせ
記憶は消えても、記録は残る
全校児童作文集『磯路の子』ができあがありました。
2020年は、オリンピックの年。日本中が、世界中が、スポーツの祭典で盛り上がっていたはずの年でした。
しかし、2月末の休校宣言。5年生は、卒業式に参列することなく、6年生になりました。しかも、緊急事態宣言が発出され、始業式もないまま、最高学年を迎えました。また、1年生は、待ちに待った入学式も直前で中止・延期となり、小学校生活が始まるのは5月の終わりからという前代未聞の新年度のスタートななりました。
分散登校・分割給食から通常授業が始まり、夏休みが短くなったり、秋に林間学習に出かけたり、運動会がなくなったり、様々な制約があるなかでも、子どもたちの学びは続けられました。
そんな想定外・未曾有の1年。コロナ禍の子どもたちの日常が、この1冊に綴られています。
何年もたって大人になって、「○年生の時、コロナで大変やったなあ」とふり返る時がくるでしょう。記憶はやがて消えていきますが、記録があれば、その記憶はよみがえります。折にふれ、ご家族で読み返し、一生の財産として持ち続けてほしいと願います。
これからも、自分の気持ちを言葉で伝えられる子、自分の考えを言葉にして表現できる子の育成をめざして、言語活動の充実を図ってまいります。
最後に、はじめての児童全員の作文集を創るにあたって、研究主任を筆頭に、磯路小学校の先生方・教職員の奮闘努力に敬意を表し、感謝の思いを添えたいと思います。
令和3(2021)年3月18日
校長 糸井 利則