2学期終業式(12月24日)
- 公開日
- 2021/12/24
- 更新日
- 2021/12/24
お知らせ
今日は2学期の終業式が行われました。
長い2学期でしたが、子どもたちはたくさんの思い出を作り、たくさんの頑張りを見せてくれたと思います。
終業式では、校長先生から「サンタクロースって いるんでしょうか?」というお話がありました。
以下、お話の抜粋です。
さて、今日は12月24日、明日25日はみなさんが楽しみにしているクリスマスですね。サンタさんからのプレゼントを楽しみにしているかもしれませんね。
そこで、みなさんの中でよく出てくる話題が、
「サンタクロースって、本当にいてるの?」
というお話です。
さぁ、みなさんはどのように思いますか?
実はこのことについて、今から120年ほど前に、アメリカのニューヨークのサン新聞社というところに、質問のお手紙を出した8歳の女の子がいました。
実際に新聞社に出したお手紙は、こんな内容でした。
「新聞社の記者様
私は8歳の女の子です。
私の友だちに“サンタクロースなんていないよ”って言っている子がいます。
パパに聞いてみたら、
“サン新聞社に聞いてごらん。新聞社の人が、“サンタクロースがいる”というなら、確かにいると思うよ”
と言いました。
ですから、お願いです。教えてください。
サンタクロースって、本当にいるんでしょうか。
バージニアより」
さぁ、みなさんがもし、この質問を自分よりもっと年下の子に聞かれたら、何と答えるでしょうか。なかなか答えるのは難しいのではないでしょうか。
その8歳の女の子、バージニアの質問に対して、サン新聞社はとても丁寧に、そしてとても素敵な答えを新聞に載せたそうです。
「バージニア、お答えします。
そうです。サンタクロースはいるのです。サンタクロースがいるというのは、決してうそではありません。
試しに、クリスマスイブに、パパに頼んで、探偵を雇ってもらい、ニューヨーク中の煙突を見張ってもらったらどうでしょうか。ひょっとしたら、サンタクロースの姿を見ることができるかもしれませんよ。
でも、たとえ煙突から下りてくるサンタクロースの姿が見えないとしても、それがサンタクロースがいないという証拠になるのでしょうか。
サンタクロースを見た人はいません。けれども、見た人がいないからだけで、サンタクロースがいないということにはならないのです。
クリスマスが楽しく過ごせるのも、サンタクロースの存在があるからではないでしょうか。もしも、サンタクロースがいなかったら、クリスマスは、とても寂しいものになっていると思います。あなたのようなかわいらしい子供のいない世界が考えられないのと同じように、サンタクロースのいないクリスマスなんて、想像もできません。
この世の中に、人への思いやりや愛情、まごころがあるのと同じように、サンタクロースも確かにいるのです。
でも、それらはいずれも、子どもの目にも、大人の目にも見えないものです。
目には見えないものだから、人への思いやりというものはこの世の中に存在しないものなんでしょうか。愛情や、まごころというものは、目には見えないものだからこの世の中には存在しないものなんでしょうか。いいえ、決してそんなことはないですね。
バージニア、
「大切なものほど、目には見えないもの」
だということを知っておいてください。
素敵なクリスマスを…。
サン新聞社」
さぁ、皆さんはこのお話を聞いて、どんなことを思ったでしょうか。
「大切なものほど、目には見えない」
友だちに対しても、家族に対しても、自分の周りにいるすべての人に対して、
「目には見えない大切なこと」
をみなさんは、どれだけすることができているでしょうか。
校長先生は、2学期の始業式で、
「友だちを笑顔にすることができる人は、自分も気持ちがラクになり、嬉しい気持ちになりますよ、」
とお話をしました。
さぁ、みなさん、どうでしょうか。
友だちや周りの人をどれだけ「笑顔」にすることができたでしょうか。
サンタクロースが世界の人々を笑顔にすることができるように、今度は皆さん自身が「サンタクロース」になって、周りの人たちをぜひ「笑顔」にしてあげてくださいね。