6年・キャリア教育〜食を伝える仕事
- 公開日
- 2016/02/02
- 更新日
- 2016/02/02
学校日誌
2月1日(月)に、4回目のキャリア教育の授業が行われました。「職を伝える仕事」として、飲食店オーナーのおぐしみきさんに来ていただきました。
ベトナムに行ったことをきっかけに、アジア各国の料理に魅せられ、現地で勉強した料理をそのまま日本で出すお店を開いています。
「ついこの間まで、2週間ぐらいベトナムとタイとカンボジアに行ってきたのよ」
と、日に焼けた腕を見せてくれました。
まずはタイのスイーツ「白玉団子のココナツミルク煮」を、みんなで作りました。
「白玉団子はアジア各地にあるけれど、タイのものは特別小さく作ります。タイは王様の国だから、上品に食べることがいいとされています。大きな口を開けて食べるのは、はしたないと考えるので、小さく作ります。」
みんなで、紫芋・カボチャ・いちごシロップで色づけた白玉団子を、小さく丸めて作りました。ココナツミルクには、砂糖をたっぷり入れます。
「タイの料理は辛い物が多いので、デザートはとっても甘いんです。」
ベトナムのいい香りのお茶と一緒に、いただきました。
食べながら、おぐしさんの仕事の話を聞きます。飲食店は、10店オープンすれば3年後には1〜2店舗しか残らない。
つらい仕事だけれど、お金を払ってくれるお客さんに「おいしかった、ありがとう」と言われる仕事。おいしい食べ物は、人を幸せにする……自分たちで作った物を食べながら聞くお話は、自然に子ども達の気持ちに入っていくようでした。
家族を守るために仕事をがんばったこと、そのことで子どもに寂しい思いをさせたことなど、「働く親の気持ち」も伝えてくれました。感想の中に、「家族を大切にしようと思った」という言葉があり、おぐしさんの思いが伝わったのだなと感じました。
〔担当・校長〕