4年・車いす体験
- 公開日
- 2016/02/04
- 更新日
- 2016/02/04
学校日誌
NPO法人「ムーブメント」の皆さんに講師に来ていただき、四年生が車いす体験をしました。
最初は、車いす利用者の方の日常を「妖怪ウォッチ」のテーマにのせて楽しくまとめたDVDを鑑賞。
「バスのあんなところに、スロープが隠されてたんか!」
「あんな機械を使って、ベッドから車いすに乗るんやなあ」
これまで全く知らなかった日常の様子に、みんな驚きの連続でした。
質問コーナーでは、「トイレはどうするんですか?」「料理はしますか?」「楽しいことは何ですか?」など、子どもたちの素朴な疑問に、車いす利用者の方々が詳しく答えてくださいました。
クイズコーナーでは、写真を使った二択クイズに答えながら、ユニバーサルデザインなどについて学ぶことができました。
実際に子どもたちが外の道で車いすに乗る体験では、
「意外と乗り心地がいい」
「坂を押して上がるのが大変!」
と、やってみなければ分からない経験ができました。
給食、昼休みにも、自己紹介や、質問の続きなどで楽しく会話が弾んでいました。
今回の体験で一番よかったと感じたのは、車いす利用者の方々の存在が、子どもたちにとって一気に身近になったということです。
自分たちは「遠い存在」「関係ない人たち」ではなく、同じ地域で、同じように暮らしているんだよ、と車いす利用者の方々は伝えてくださいました。
子どもたちも、今回の体験でそれを実感できたと思います。
介助者の方々も、明るく盛り上げて下さり、楽しい雰囲気で交流ができました。
最初は「どんな人たちだろう?」と表情が固かった子どもたちが、楽しく学び、遊ぶことを通して、お別れのときには笑顔で何度も手を振っていたのが、とても印象的でした。
〔4年担任・田邊〕