学校日記

車いす体験学習

公開日
2018/12/14
更新日
2018/12/14

学校日誌

4年生は、毎年、車いすの体験学習をしています。

2時間目
生まれつき体に障がいがあり、車いすで生活、仕事をしておられる藤井さんと、ヘルパーの椎名さん、社会福祉協議会の方々などに来ていただきました。

藤井さんは、声を出して会話をすることができません。
どうやって会話をするのか。
「あ・か・さ・た・な・・・」
言葉のどこかで首と目でうなずきます。
「さ・し・す・せ・・・」
また、言葉のどこかでうなずく。50音の中から1音が決まります。
それを繰り返して、言葉にされます。

子どもたちは、交代で質問。
「好きな食べ物はなんですか?」
「あ・か・さ」
「さ・し・す・・・」
「へえーおすしやって」

言葉は出ないけど、会話がないんじゃないんだよと教えていただきました。


3時間目は、3人1組で車いすに乗ったり、押したり。
学校を出て、敷津の街へ。
「何かをするときは、必ず声をかけてね。」
「ブレーキかけまーす。」
「右に曲がるよ。」

道路が傾斜していて、なかなかまっすぐに進まないことや、停めてある自転車がとてもじゃまになることがわかりました。

困っている人がいたら
「ぼくがやります!」ではなくて
「何かできることはありますか?」
と声をかけることも教えていただきました。

実際に触れあって、体験して、勇気を出して
「何かできることはありますか?」
と声かけができるとすばらしいと思いました。

【4年 根井】