芸術鑑賞会『ペラ・オペラ』(2)「モーツァルトの『魔笛』はじまり、はじまり」
- 公開日
- 2024/10/31
- 更新日
- 2024/10/31
日々の「十三小」
今回、ペラ・オペラで上演していただく演目は、モーツァルト生涯最後の大作として名高い、『魔笛』です。オペラであれば3時間にもおよぶ作品を、落語家の方がストーリーをわかりやすく語り、有名な場面をソプラノ歌手とテノール歌手の方がピアニストの演奏に合わせて歌い演じます。
はじめに落語家の方がペープサートを使いながら、登場人物の紹介や物語の場面をわかりやすくお話してくださって、いよいよ『魔笛』が始まります。
歌手の方がステージに登場し、ソロやデュエットで美しい歌声を講堂いっぱいに響かせます。オペラの素敵な歌が終わるごとに、観客の子ども達は気持ちを込めてあたたかい拍手をしました。
第1部の終わり、黒いドレスを纏った「夜の女王」がピアノの音色にのせて歌ったのは、かの有名な「♪夜の女王のアリア」です。通常のソプラノの音域とされている高さよりもさらに高い音域で、めまぐるしく動く音に合わせて歌います。その澄んだ高い歌声と技術に、子ども達は引き込まれて感動していました。