ヒューマンノートのみなさんは２００９年から、ケニアのスラム地域で生活支援活動や学校を訪れて教育支援活動もされています。その活動がテレビ番組で取り上げられたときの映像を大きなスクリーンに映して、ケニアのことをたくさん教えていただきました。

　「ケニアの水や電気が通っていない村では、朝早くから子ども達が空のタンクを持って、毎日、水を汲みにいくんです。帰りは水が入った２０㎏の重いタンクをかついで家に運んで、その水で家族が一日をすごします。水汲みをしてから子ども達は学校に通うんだけれど、ビニール袋に本や筆記用具を入れています。その場面を見て、僕たちは日本の学校でカバンを作ってもらって、ケニアの子ども達に届ける活動を始めました」。

　寺尾さんとヒューマンノートさんの活動に、十三小学校も賛同し、協力させていただくことにしました。たてわり班でつくったカバンをヒューマンノートさんに手渡しました。十三の子ども達がつくったカバンも、１月にヒューマンノートのみなさんがケニアに行くときに持っていってくださいます。そして、後日、ケニアの子ども達にカバンを渡している映像を送ってくださるそうです。

　十三でつくったカバンが、飛行機で２０時間もかかる遠いケニアの子ども達に届けられる。十三の子ども達は、今から楽しみにしていました。