校長メモ 5月27日(木) 雨の中のアサガオ
- 公開日
- 2021/05/28
- 更新日
- 2021/05/28
校長メモ
今日はあいにくの雨。全国学力・学習状況調査と、大阪府で今年度から始まった「すくすくウオッチ」に5・6年生の児童が挑んでいます。集中して全力で取り組んでくれることを願っています。ただし、テストの結果の捉え方を間違ってほしくありません。人と比べて、1点勝ったの、負けたので、自分自身の価値を決めてほしくないのです。残念ながら、私は、自分自身の価値をテストの点で決めているような子どもでした。しかし、幸運にも、いろいろな人との豊かな出会いによって、そんな囚われから解放されていったと思います。
恥ずかしいですが、当時人気だった「熱中時代」というテレビドラマの水谷豊さんが演じる北野広大先生にあこがれて、小学校教員になった私です。教員時代は、決して褒められた教員ではなかったと思います。たくさん失敗をし、子どもたちに迷惑をかけ、教師として育ててもらったと思っています。
教育は「商品」ではありません。教育は「コモン」です。つまり、私たちの「共有財産」です。子ども、教職員、保護者、地域が一緒になってつくりだしていく、生きていく過程そのものだと思います。
今一度、教育とは何か、学校とは何か、子どもの成長とは何か、人の幸せとは何か、多くの方々が考えてくださるといいなと思います。
1年生が植えたばかりのアサガオが芽を出しています。確かな「いのち」がそこにあります。
校長 久保 敬