校長メモ 6月17日(木) 研究活動に取り組んでいます!
- 公開日
- 2021/06/17
- 更新日
- 2021/06/17
校長メモ
2020年度から始まった新しい学習指導要領のキーワードの一つが「主体的・対話的で深い学び」です。本校では、「主体的」を児童一人一人が考えを持つこと、考えをつくること、「対話的」を友だちの情報と照らし合わせること、「深い学び」を構造化することと捉え、「対話する力の育成」に焦点を当てて、研究に取り組んでいます。
「対話」とは、考えや価値観のズレをすり合わせ、共有していくプロセスと定義し、「聴く力」「聴いたことを整理し考える力」「考えたことを表現する力」が必要になるのではないかと仮説を立て取り組んできました。
昨年度は「聴く力」を、今年度は「考える力」「表現する力」を中心に研究を深めようと考えています。学力経年調査の結果を見てみますと、自分の考えを書くことが難しいと感じている児童が多いことがわかりました。そこで、自分の考えを整理し、表現しやすくするために「思考(シンキング)ツール」と呼ばれるツールを使って研究授業に取り組むことにしました。
運よく、シンキングツールの第一人者とも言える関西大学教授の黒上晴夫先生にご指導を頂けることになりました。すでに、4年生、6年生が、社会科での研究授業を実施しました。新たな体験に様々な発見があり、授業後の研究討議会にも熱が入ります。手前みそになりますが、本校教職員自らが、「対話」を通して積極的に学ぼうとしていることをうれしき思っています。
写真は、6年生の研究授業後の討議会の様子と、その授業で使ったダブルチャートという思考ツールです。 校長 久保 敬