学校日記

校長メモ 8月7日(火)  広島原爆忌に想う

公開日
2018/08/07
更新日
2018/08/07

校長メモ

 昨日6日、広島は73回目の原爆忌を迎えました。平和記念式典では、二人の小学生6年生が、平和の誓いを読みあげました。その中で、「平和とは、自然と笑顔になれること。」「平和とは、人も自分も幸せであること。」「平和とは、夢や希望をもてる未来があること。」と言ってます。その通りだと思いつつ、大人たちはそんな社会を創る責任を果たせているのだろうかと後ろめたい気持ちになりました。
 73年前、大人たちが戦争に勝つことだけを考えて国を動かした結果、たくさんの子どもが無残に命を失いました。様々な可能性を持った子どもたちの未来が奪われたのです。
 8月1日の新聞で、全国学力テストの結果が公表されました。大阪市の平均点が上がることも大事でしょうが、それが、一人一人の子どもの未来にどれだけの意味を持つか、考える必要があるのではないしょうか。「幸せとは何なのか」「夢や希望が持てる社会とはどんな社会なのか」大人たちが真剣に話し合わなければならないと思います。次期学習指導要領で言われている「社会に開かれた教育課程」とは、“よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創る”という目標を学校と社会が共有し、連携・協働しながら、子どもたちが未来を切り開いていくことのできる資質・能力を育んでいこうとするものだと信じています。