今日は、大寒です。
- 公開日
- 2021/01/20
- 更新日
- 2021/01/20
お知らせ
暦(こよみ)は中国から日本に渡ってきたものです。
季節を記録するものとして、昔は太陽暦(新月の日を1日として一月を定めたもの)を用いていました。太陽暦の一年間、春夏秋冬を24分割したものを、二十四節気(にじゅうしせっき)と呼びます。一年は二十四節気の「立春」から始まり「大寒」で終わります。
ここ最近寒さが厳しいですが、1年中で最も寒い時季です。小寒から立春までの30日間を寒の内といい、大寒はそのまん中にあたります。今日はその大寒にあたります。
武道では寒稽古など、耐寒のためのいろいろな行事が行われます。
また、「寒仕込み」といって、寒気を利用した食べ物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)を仕込むのに最もよい時期とされています。
寒の内の間に汲んだ水を「寒の水」と言います。
この時期の水は、雑菌が少なく体にも良いとされてきました。また、長期保存に向いているとされ、その水「寒の水」で作られた食べ物は腐りにくいのでしょう。昔の人の知恵ですね。
中でも、寒の入りから9日目に汲んだ寒九の水は薬にもなるといわれるほど良質とされ、酒造りにおいて最高の酒ができるといわれています。
春は、もうすぐです。皆さん、引き続き風邪をひかないように、体調管理に努めてください。