学校日記

今週の校長講話 「あたりまえの事に感謝しよう」

公開日
2016/01/18
更新日
2016/01/18

お知らせ

地震はいつ起こるかわかりません。
そして、大きな災害は私たちからいろいろな物を奪ってしまいます。

一番大切な命。
自分だけでなく、家族の命、友だちの命、あっと言う間になくなってしまうかも知れません。
もし、命が助かったとしても、住むところがなくなってしまったり、今まで当たり前のように過ごしていた毎日がなくなってしまったりするのです。

今、みなさんは、当たり前のように朝起きて、当たり前のように朝ごはんを食べて、当たり前のように学校に来て、当たり前のように勉強して、当たり前のように給食を食べて、当たり前のようにお家に帰って、当たり前のように習い事に行ったり遊んだりして、当たり前のように晩ごはんを食べて、当たり前のように宿題をやって、当たり前のようにお風呂に入って、当たり前のようにテレビを見て、当たり前のように布団に入って寝る。

こんな当たり前の毎日を過ごしている人がほとんどだと思います。
当たり前すぎて、いちいち考えながらしていない事もあるかも知れません。
でも、大きな災害が起こったら、そんな当たり前の毎日こそがなくなってしまうのです。

そう考えてみると、今、毎日当たり前にしている事がこうしてできる事って、実はとても幸せな事なのですね。
宿題ができていないから学校に行くのが嫌、眠たいから勉強するのが嫌、嫌いな食べ物があるから給食が嫌。
そんな事を言っていられるのも、幸せだからこそ言える贅沢なのです。

大きな地震が起こった時の事を考えるのはとても大事な事です。
でも同時に、今こうして当たり前に毎日が過ごせている事に、私たちは感謝する事も忘れてはいけないと思います。