学校日記

5年 ドラえもんの主人公はだれ? 6/18

公開日
2015/06/19
更新日
2015/06/19

5年生

国語科で、『世界でいちばんやかましい音』の学習をしています。この学習では、「物語には山場があること」「山場の見つけ方」を学習します。

小学校教科書に出てくる物語の山場では、物語の主人公の考えや生き方が、大きく変わります。山場を見つけるためには、主人公(物語の中心人物)が分かることが必要です。

どの子もよく知っていて、わかりやすい、ドラえもんを例にして考えました。ドラえもんの主人公って、誰だと思いますか。子どもたちは、ドラえもん派とのび太君派、ちょうど半々に分かれました。

ドラえもんだという子の理由は「題がドラえもんだから」「ドラえもんが出す道具で話が進むから」「ドラえもんがいないと話が成り立たないから」でした。

のび太君派の理由は「一番長く出てくるから(出てくるシーンが多いから)」「のび太君のお話だから」「のび太君のお願いごとから話が始まるから」でした。

どちらも、なるほどなぁ、という理由でした。反対側の子どもたちも、思わず、うーん、と考え込んでしまいます。

主人公を考えるときには、もう一つ、「対役」の存在を理解することが欠かせません。対役とは、主人公の変化に大きく関わる存在のことです。ライバルや相談役など、その登場人物との関わりで主人公が変わっていくのです。

「対役」を教えると、子ども達は、主人公はのび太君、に大きく変わりました。

言葉を知っていると、物事が深く考えられます。「主人公」「対役」「山場」などの言葉を学習することで、子どもたちの物語を見る目が変わり、読み取る力も高まっていくのです。