スクリーンタイム
- 公開日
- 2020/07/01
- 更新日
- 2020/07/01
お知らせ
「スクリーンタイム」という言葉をご存じでしょうか。テレビ・ゲーム・スマートフォンのような液晶スクリーンを見ている時間のことを言います。ずいぶん以前から「子ども達のスクリーンタイムが増加している。そしてこの傾向は決していい方向ではない。」と言われるようになりました。文部科学省や民間機関の調査によりますと、スクリーンタイムの長い(3時間以上)子どもの学力は低い傾向にあるという調査結果が出ています。睡眠時間をしっかりとっている子どもは学力が高くなるという調査結果もあります。
金塚小学校の子ども達はどうでしょうか。全国学力学習状況調査や児童アンケートの結果を見ると、全国平均はもちろん、大阪の平均よりもスクリーンタイムが長く、寝る時刻が遅いという結果が出ています。学校でも指導していますが、ご家庭でもスクリーンタイムや寝る時刻についてお子さんと一緒にお話していただくことも大切だと考えています。
一度、お子さんがどれくらいスクリーンタイムとして時間を費やしているのかを確認していただくのもいいと思います。「1日〇時間×1週間」として計算すると思った以上に長いことにお子さん自身も気づくかもしれません。やはり、テレビを見る時間、ゲームをする時間などはお子さんと一緒に約束事を決めていただくことが大切です。そして、その約束は必ず守らせてください。我慢する、辛抱するという態度を身に付けることは成長期の子どもにとってはとても重要な生きる力です。週に1回か2週に1回、月に1回でもいいですから「ノースクリーンデイ」なんかがあれば最高ですね。
大阪市立金塚小学校長 山本信吾