上靴を洗う
- 公開日
- 2020/07/03
- 更新日
- 2020/07/03
お知らせ
週末の金曜日はたくさんの子ども達が上靴を持って帰ります。そして月曜日にはきれいになった上靴を持って登校してきます。
保護者の皆さんには毎年お願いしていることなのですが、上靴はお子さん自身に洗わせていただいているでしょうか。自分の使った上靴をごしごしと自分の手で洗うということはとても大切なことなんです。特に低学年のお子さんにとっては上靴洗いが自立の第一歩と言えるかもしれません。まだ、お子さん自身の手で洗っていないのなら、この週末は初挑戦させてみてはどうでしょうか。どのように洗うのかは教えてあげてくださいね。保護者の方がご自身のスニーカーを一緒に洗ってみせるというのがいいと思います。ここで大切なのは決して手を出さないということです。
「あかん。全然きれいになってないやん。」
「貸して。こうするねん。」
言いたくなる気持ちを抑えて、お子さんの稚拙な洗い方を続けさせてあげてください。
「きれいになってきたやん。」
「上手やん。」
こんな誉め言葉をお子さんに声掛けしていただければ最高です。思うほどきれいになっていなくてもいいんです。もたもたしていてもいいんです。最後までお子さん自身の手でやり遂げさせることが大切です。この達成感がお子さんを成長させます。ぜひ、挑戦させてあげてくださいね。
でも、子ども達が洗った上靴は皆さんが思っているほどきれいには洗えていないかもしれません。そんな時は、お子さんが眠った後でわからないようにこっそり洗ってあげてください。面倒くさいけれど、そのひと手間が子育ての極意かもしれません。
「後で洗っておいてあげたからね。」
くれぐれもお子さんに言わないようにしてくださいね。たとえ、保護者の皆さんの秘密の手助けがあったとしても、お子さんには自分自身の手でやり遂げたと思わせることが大切です。
金塚小学校長 山本信吾