「ほめるということ」
- 公開日
- 2022/01/14
- 更新日
- 2022/01/14
お知らせ
子ども達をほめることはとても大切です。大人であっても、ほめられて嫌な気持ちになる人はいません。もちろん、ほめてばかりというわけにはいきませんが、保護者の皆さんにはお子さんをしっかりほめていただきたいと思っています。
金塚小学校の教職員にも常々ほめることの大切さを話しています。
例えば、体育の時間、「集合!」と子ども達に声をかけた時、集合が遅かったとしましょう。そんな時「もっと早く集合しなさい!」と叱る指導もありますが、「○○さんは早く集合できましたね。」「○○チームはすぐに整列して座ったね。素晴らしいね。」とできた子どもやチームをほめる指導をお願いしています。金塚小学校では「叱って身に付けさせる指導」ではなく「できた子どもやグループをほめて全体に広げていく指導」を大切にしていきたいと考えています。ただ、そこには効果的なほめ方というものがあります。
先ず、大切なことは「すぐにほめる」ということです。子どもの意識がそこにあるうちにほめてあげてほしいと思います。
二つ目はお子さんの「努力」をほめてあげてほしいのです。逆上がりができた時、「あなたは運動神経がいいね。」ではなく「あなたは一生懸命練習に取り組んでいたね。」とその努力を認めて、ほめてあげてほしいと思います。
最後はほめることがないお子さんなんていないということです。お子さんの過去と現在を比べてみてください。たくさんできるようになったことがありますよね。いくらでもほめることができます。
今日からあらためて、お子さんの頑張っていることをじっくりと見てあげてください。きっと、お子さんの頑張りや成長が鮮明に見えてきます。お子さんをほめるポイントがたくさん発見できると思いますよ。
大阪市立金塚小学校長 山本信吾