自然観察学習 1年
- 公開日
- 2023/05/23
- 更新日
- 2023/05/23
お知らせ
2時間目、ゲストティーチャーを招いて、自然観察学習をしました。ゲストティーチャーは元ノートルダム女子大学教授の菅井啓之(すがい ひろゆき)先生です。
菅井先生から、最初に「金塚小学校はたくさんの木や花がありますね。今日はみんなの身近にあるけれど、気が付きにくいところに注目してみましょうね」とお話がありました。
まず、触れ合ったのは大きなクスノキです。「大きなこぶがあるね」「あそこに、セミの抜け殻がある!」子どもたちは、発見したことをすぐに、発表します。「セミの幼虫は地面の中で7年過ごし、地面から出てきてセミになるんですよ」と菅井先生から説明され、子どもたちは「え——————っ!?この下で?」と足元を見ながら驚いていました。
自分たちが育てている朝顔の鉢は、かわいい双葉がいくつも芽を出しています。
「ほかにもたくさんの植物が芽をだしていますよ。ほかの植物の双葉を見つけましょう」
先生の言葉に、みんなは一斉に双葉探しが始まります。
「落ちているはっぱをみんなで集めましょう。おや?この桜の葉っぱは穴が開いているよ。なぜ穴が開いているか分かりますか?」と菅井先生。
「虫が食べたからかなぁ」と子どもたち。
「正解はハチが穴を開けているのです。ハチはこの切り取った部分を巣穴に持ち帰って、巣の材料にしています」との説明に子どもたちは「えーーーーーーっ!?」と大興奮。
「最後に質問はありませんか?」との先生の問いかけに、一人の子どもがそばにあるサッカーゴールを指さしながら、「このネットは何でできていますか?」
一見自然に関係ないと思いきや、菅井先生はすかさず、「いい質問です」と言い、次のように続けて説明されました。
「ゴールのネットは油からできています。油は土の中からとります。土の中の油はどうやってできているかというと、昔の恐竜が時間がたって、土の中で油になっているのです。ですから、ネットは恐竜からできています。」
子どもたちの反応は想像された通りです。たくさん発見をして、あっという間に1時間の学習が終わりました。