5年生は、大阪市立心身しょうがい者リハビリテーションセンターの方をお招きし、車いす体験を行いました。講堂でまず、車いすの基本的な操作方法や注意点を教えていただき、実際に乗ってみると、普段は気にすることのない段差やちょっとした傾斜が、とても大きな障害になることに驚きました。「こんなに難しいんだ」「押す人も力がいるね」と、子どもたちは声をあげながら真剣に取り組んでいました。
体験の後半は、学校の中を車いすで移動する活動です。押す側と乗る側に分かれ、廊下や出入口などを通るときには声をかけ合いながら進みます。お互いを信頼する気持ちや、相手の立場に立って考えることの大切さを実感する時間となりました。
今回の学習を通して、子どもたちは「バリアフリーの工夫が必要な理由」や「困っている人にどう寄り添うか」を考えるきっかけを得ました。体験で学んだことを、これからの生活や社会の中で生かしてほしいと思います。