予告なしの命を守る学習
- 公開日
- 2016/09/09
- 更新日
- 2016/09/09
いのちを守る学習
2016年9月5日(月) 命を守る学習
南海トラフ巨大地震を想定した「大阪880万人訓練」が大阪全域で行われました。
今日、大空小では、「命を守る学習」をしました。
「今すぐ、講堂に集まります。」
いきなり、校内放送が流れます。
子どもたちは、自分の命を守るためにすばやく行動します。全学年、一斉に講堂に向かうので人とぶつかりそうになったり、足が引っかかりこけそうになったりする場面があります。命を守る学習は、自分の命を守るだけでなく、となりの人の命を大切にします。一人ひとりが自分の考えを持って行動し、全員の命を守ることが、この学習の目的です。
講堂に集まった後、担当の教職員が「今から、津波が来た。大和川が氾濫したと考えて行動します。ここに居ては全員の命を守ることができません。すぐに4階にいきます。」 と伝えます。
みんなが一斉に、講堂から4階に向かいます。
「ストップ!!」
担当の教職員がみんなを呼び戻します。
講堂には、5つの出入り口があるにもかかわらず、ほとんどの子どもたちが1箇所の出入り口に集中し、全員がすばやく行動することができません。
大空小学校で学んでいる命を守る学習は、地震、津波だけでなく、台風、山の噴火、みんなの命を奪おうとする事件・事故、あらゆることを考えて学習しています。想定内の学習で終わるのではなく、想定外の場面になっても対応できるように学習しています。
いつ、どこで、何が起こるかわからないからこそ、子どもも大人も、瞬時に判断をしなければならない時があります。
最後、自分の考えを持った子どもたちは、4階に向かう時、低学年の子が安心して行動できるように大空のリーダー(6年生)が手を握ってたり、わざわざ遠い階段を選んで、みんなが早く避難できるようにしたり、自分なりに考えて行動する子どもたちがいました!
命を守る学習は、特別な学習ではありません。大空小では、どの学習の時間であっても、休み時間であっても命を守るために日ごろから意識して行動しています。私たちは、全員が助かるためにこれからも命を守る学習を続けていきます!
[コミュニティ部]