学校日記

いつまでも忘れない3月11日東日本大震災

公開日
2017/03/13
更新日
2017/03/13

いのちを守る学習

2017年3月10日(金)「いのちを守る学習」

「いのちを守る学習です。今すぐ、朝会の並び方で講堂に集まります。」
突然、4時間目の授業中に放送で指示が入ります。

子どもも大人も、1回きりの放送の指示をしっかりと聞き、教室からすばやく出て、講堂まで行きます。息を切らしながら走って集まる子もいれば、困っている子の手を握りながら集まってくる子もいます。そして、講堂の自分の場所についたら、座り、次の指示を待ちます。

「予告なしのいのちを守る学習」は、東日本大震災から学び、始まりました。
子どもにも大人ぬいも知らされずに行われます。
災害は、いつ、どこで、どのように起こるか分かりません。
「自分の命は自分が守る」「となりの人の命を大切にする」この二つのことを意識し、
想定外に対応する力を高めます。

明日は3月11日です。
6年前のこの日に東日本大震災が起きました。

当時のことを、災害ボランティアとして現地に行った大空教職員がみんなに伝えます。
瓦れきと水浸しになった町の様子、困っている人の様子など、現地でみて聞いて感じたこと、
当時のことを全く分からない1年生を含め、子どもも大人も真剣な表情で話を聞いています。

普段から「いのちを守る学習」に取り組むことの大切さを改めて感じました。

いつ起きてもおかしくない南海トラフ大地震は、東日本大震災をはるかに超える被害が出ると言われています。また、災害は地震だけでありません。どんな災害が起きたとしても学校として誰一人、命をなくさない為にも、「自分の命は自分が守る・となりの人の命を大切にする」を意識し、私たちはいのちを守る学習を続け、進化させていきます。

[コミュニティ部]